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【意外と知らない】ラゲッジ容量何リットルかを測るVDA方式とは?

【意外と知らない】ラゲッジ容量何リットルかを測るVDA方式とは?

1リッターの箱がいくつ入るかで荷室スペースを示す測定法

 トランクなどのラゲッジ容量を示す単位にはリットルが使われている。そして、自動車メーカーのホームページやカタログでは、その測定方法についてVDA方式と書かれていることがほとんだ。このVDA方式の容量測定方法は、どのようなものか、ご存知だろうか。

 そもそもVDAとはドイツ自動車工業会のことで、彼の地で定められた測定方法がデファクトスタンダードとなっている。その方法とは、200×100×50mm(容量1リットル)のテストボックスをラゲッジスペースに詰め込み、その入った個数が容量として表記されるというものだ。

 そのためテストボックスが入らないような狭い隙間などはカウントされない。実際にラゲッジスペースを三次元測定した容積値よりは小さくなるが、実際に使えるスペースを測定する方法として広く使われている。

 とはいえ、VDA方式の測定値もあくまで一例にすぎない。仮にVDA方式で同じ数値のトランクだったとしても、開口部の大きさやサスペンションなどの張り出しなどによって使い勝手は異なる。

 また、ゴルフを楽しむユーザーにとってはキャディバッグが入るかどうかも気になるところだが、VDA方式はそうした大きなものが入るかどうかを担保する測定方法ではない。

 VDA方式の容量にこだわり過ぎることなく、あくまで参考として捉えておくといいだろう。

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