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【試乗】手頃なサイズにパワフルエンジン! BMW X2は日本にハマるSAV

【試乗】手頃なサイズにパワフルエンジン! BMW X2は日本にハマるSAV

都会生活者にぴったりのサイズ感とデザイン

 いよいよBMWのXシリーズに新しい仲間が加わる。個人的にもとても楽しみにしていた、コンパクトSUV(BMW風に言うならSAV)の新顔、X2だ。だって、このセグメントは都市生活者にドンズバなことこの上ないでしょう!

 X2のボディーサイズは全長:4360mm×全幅:1824mm×全高:1526mm。かく言う私の駐車場もかなり古い規格の立体駐車場だが、入る! 入るやないの!(感涙)

 まずはデザインだ。BMWのXシリーズは2つの性格を持っている。1、3、5という奇数ファミリーはいわゆる“四駆”っぽいティピカルなデザイン、そして4、6の偶数ファミリーはクーペスタイルのルーフラインを持つ、同社で言うところのSAC=Sports Activity Coupe。この偶数ファミリーに加わることになるX2もまた、クーペライクに傾斜したルーフを持ち、ロー&ワイドで勇ましい。

 大胆に開かれたエアインテークは既出モデルとやや性格をわけ、これまでにないアクティブな印象を与えるものだ。先進的だけどどこかメカっぽくクラシカルでもあり、流線型を好まない若年層にもウケそうだ。

 今回われわれに用意されたのは「X2 xDrive 20d MスポーツX」で、この聞き慣れない「MスポーツX」というのが、このX2から用意される新グレードだ。

 専用インテリアや専用エクステリアが用意され、通常17インチから用意されるホイールが19〜20インチに変更、ステアリングホイールもM由来の太いものになる。

 今回、ノーマル車両の展示車が用意されていなかったのだが、このまま導入されるのであれば、ノーマルからMスポーツ、そしてMスポーツXまで幅広いバリエーションが用意されることになる。なお、Mスポーツ以外だとX1と同じ細いタイプのステアリングホイールが付く。

 また、現地では同じMスポーツでもクロスカントリーモデルらしい樹脂製のモールド(フロント&リヤフェンダー、サイドスカート)のアリ、ナシが用意されていたから、日本導入のグレード展開がどのようになるのか、楽しみに待ちたい。

 試乗車のエンジンは2リッターディーゼルターボの20dのみとなったが(ほかのパワートレインはのちほど追加される)、これがまたパワフルで、X2のヤンチャな見た目の雰囲気によく似合っていた。

 エンジンは昨年12月に日本でも発売された新型X3と同じものに専用セッティングが加えられた。このBMWのディーゼルエンジンの繊細によく回るフィールは、いつ乗っても完成度が高い。

 X3と同じエンジンがより軽量ボディを持つX2に乗っかるのだから、エキサイティングな押し出し感は言うまでもない。登坂道でも息継ぎなくグイグイと駆け上がり、ややもすればアクセル踏力に対して繊細に反応しすぎなんじゃないかと思うほどのトルクを感じる。アシのアタリもかっちり締まっているので、まるでコンパクトハッチを転がしているかのような気分になる。

 走行モードはお馴染み「エコプロ」「コンフォート」「ダイナミック」と選べるのだが、コンフォートでコレなんだから、「ダイナミック」にしなくとも充分ダイナミックなのだ。もちろん、ダイナミックにすればじゃじゃ馬感は倍増し、こちらもワクワクする踏み心地をたたえている。

 というわけで、同じエンジンでも比較的どっしりとしたフィールを味わえるX3とは明確に性格をわけているX2だが、その理由は軽量だけではないらしい。

 プラットフォームはX1と共通で、シャシーは新設計されているということなのだが、つまりX2はX1と同じFFベースのプラットフォームなのだ。対してX3はFRベースのプラットフォーム。これによって同じエンジンかつ同じxDriveの四輪駆動でも、乗り味に差が出てくるのだろうという現地エンジニアの回答。

 なるほど、コーナリングにフォーカスすれば、X3のほうがオンザレール感覚をしっかりと堪能出来るのだが、比較すればX2はややルーズに感じた。

 とはいえそのウイークポイントをかなり上方でカバーするパッケージは心底魅力的。かく言う私もぶっちゃけ欲しくなった。日本導入を首を長くして待ちたい。

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