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ホンダだけじゃない! F1を支える日本の企業たち

ホンダだけじゃない! F1を支える日本の企業たち

データ通信からブレーキまで日本メーカーのロゴは多数見つかる

 2018年のF1シーズンが開幕した。テストでは好調だったトロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーがパワーユニット(PU)トラブルでリタイヤ。ブレンドン・ハートレーは1周遅れの15位で完走と、残念な結果に……。ホンダには第2戦以降の捲土重来を期するところだが、2018年もF1に関わっている日本企業はホンダだけではない。

 たとえば2014年から4年連続コンストラクターズチャンピオンのメルセデスAMGと、ブレーキメーカーのエンドレスがサプライヤー契約を結び、ブレーキフルード(RF-650)などを供給。プリンターなどの大手、エプソンもメルセデスAMGのスポンサーで、AR=拡張現実システムの、スマートグラス(MOVERIO BT-200」)やプリンターなどがピットで活用されている。

 F1を代表する名門、スクーデリア・フェラーリでは、プラグメーカーのNGKがパートナー(2017年の日本GPでは……だったが)。またフォースインディアのエンジンカウルなどには、大きくNECのロゴが。同チームには、NECとNECメキシコがパートナー契約を結んでいる。

 ルノーのF1マシンには日産の海外ブランド、インフィニティのステッカーが大きく貼られている。しかし日産は、ルノー・日産アライアンスの一員なので、インフィニティはスポンサーのひとつになっている。

 トロロッソは、PUを供給するホンダ、そしてカシオの腕時計ブランドEDIFICE(エディフィス)もチームのオフィシャルパートナーとなっている。

 とどめはマクラーレン。マクラーレンは、日本企業ともっとも縁深いチームのひとつ。ブレーキキャリパー、ディスク、パッドなどのブレーキシステムは、曙ブレーキ製。ホイールは、エンケイで、無線システムはケンウッド。クーリングシステムはカルソニックカンセイ。データ通信では、NTTコミュニケーションズがサポートしている。これらの日本企業も、チームと一体となって2018シーズンを戦っていくので、興味をもって観戦しよう。

 ちなみにウイリアムズのマシンには「JCB」のロゴがあるが、これは日本のカード会社のJCBではなく、イギリスの建設機械メーカーなので無関係だ。

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