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子どもがいても諦める必要なし! 家族に気づかれないファミリーカーの皮を被ったスポーツモデル5選 (1/2ページ)

子どもがいても諦める必要なし! 家族に気づかれないファミリーカーの皮を被ったスポーツモデル5選

ファミリーカーの皮を被ったスポーツモデルは意外と多い

 独身時代から「走りがいい」クルマに乗り続けてきた男性にとって、何より恐怖なのは……。結婚し、子どもが生まれ、奥様から言われるひとこと。「次はもっと広くて便利なクルマにしてよね」ああ、これは「男をやめろ」と宣告されたも同然! スポーツカー仲間たちからは「お前もヒヨったな」なんて囁かれ、あんなに好きだったクルマの運転が楽しくなくなっていく絶望感。昔は「ミニバンは男の墓場」だなんて言われたほどでしたね。

 でも、時代は変わりました。男性の皆さん、もうそんなに怖がらなくていいのですよ。奥様や子どもには家族想いの満点パパを演じつつ、じつは走りがよくて自分も楽しめるという、「ファミリーカーの皮を被ったスポーツカー」がたくさんあるんです! 見た目はいかにも広くて使い勝手が良さそうだけど、じつはメチャクチャ走りがいい。そんな、ママにバレずに買える「隠れスポーツ系ファミリーカー」をご紹介したいと思います。

1)日産セレナニスモ

 トップバッターは、日産セレナニスモ。もう名前からして、モータースポーツファンならゾクゾクしてきますよね。見た目は8人乗りのミドルクラスミニバンながら、ニスモカラーのラインがグルリと下まわりを囲み、エアロやスポーツマフラー、17インチアルミなどニスモ専用パーツが満載。

 でも、大丈夫です。全体的なイケイケ感は控えめだから、ママも違和感なく受け入れてくれるはず。ま、ちょっとフロントシートがミニバンにしてはサイドサポート張り出し過ぎで、やる気出ちゃってる印象なんですが、そこは「カーブでも身体を支えてくれるから疲れにくいよ」なんて、うまいコト言ってお茶を濁してくださ〜い。

 肝心の走りの方も、日本最高峰のツーリングカーレース「SUPER GT」に参戦しているGT-Rなどで培ったノウハウをフィードバックした空力デザインに始まり、専用サスペンションやボディ補強、高性能タイヤなどでガッシリとした仕上がり。この成果はスポーティな走りだけでなく、先進安全技術の「プロパイロット」作動時の挙動がノーマルのセレナよりスマートになる、乗り心地がフラット、というママにも嬉しいポイントにも表れているので、家族のためにもいいチョイスになりそうです。

 ちなみにこうしたスポーティ仕様のミニバンでは、トヨタ・ノア/ヴォクシーのGR SPORT、ホンダ・ステップワゴンのモデューロXも実力高め。あわせて検討してみることをオススメします。

2)スバル・レヴォーグ

 お次はいくら家族のためとはいえ、「ミニバンにはまだ抵抗があるんだよね」という男性にぴったりなスバル・レヴォーグ。開発テーマが『日本の道とユーザーをいちばんに考えた』というだけあって、ボディサイズは大きすぎず、ほとんどの機械式立体駐車場が利用可能です。

 ステーションワゴンだからラゲッジの広さ、使い勝手も優秀だし、最新バージョンの「アイサイト・ツーリングアシスト」が搭載されていて、全車速追従機能つきACC&ステアリングアシスト機能はかなり実用性の高いもの。ノロノロ渋滞や首都高のようなカーブの多い高速でも、安心快適に走ることができるとなれば、ママ受けの良さはまず確実でしょう。

 でも、そんなママには見えない部分に隠された、レヴォーグのスポーツ魂はすごいですよ。1.6リッターモデルもありますが、買うなら迷わず2リッター直噴ターボ「DIT」+スポーツリニアトロニックを指名してください。堂々の300馬力/400N・mを誇るパワートレーンときたら、のっけから爆発的な加速フィール。常時四輪駆動で高速コーナーもなんのその。雨の日だってなんだって気持ちよく駆け抜けてくれるんです。この爽快かつ豪快な走りは、クセになること間違いなし。

 1つ難点といえば、ハイオクガソリンを使うことでしょうか。まぁ、ママに給油を頼まず自分で毎回引き受ければ、バレずに済みそうですけどね。

3)三菱アウトランダー

 さらにさらに、ミニバン嫌いの人やトレンド重視の人には、人気のSUVから2台をチョイス。まずは知る人ぞ知る俊足SUV、三菱アウトランダーです。

 走りがいいSUVといえばトヨタC-HRも有名ですけど、家族で乗るにはちょっと後席が狭いんです。アウトランダーなら後席もラゲッジも十分な広さがあるし、スライド&リクライニング&折り畳みでシートアレンジ自在。3列7人乗りモデルが選べるのも魅力的ですよね。

 走りの方は、なんといってもWRCにも参戦していたランサーエボリューションで培った、「速く走る・曲がるための4WD技術」がフィートバックされているのがキモ。以前、サーキットやジムカーナコースで試乗したときに、あまりの楽しさにSUVだなんてことを忘れて夢中で攻めてしまったほどでした。しかも、それが雪道でも味わえるのがすごいですよね。

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