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普通の国産実用車なのに目立ちまくり! 販売不振だからこそ個性を主張できるクルマ3選

普通の国産実用車なのに目立ちまくり! 販売不振だからこそ個性を主張できるクルマ3選

隠れキャラ的な存在だけに近所とカブらないこと間違いなし!

 どうしても他人と同じは許せない、個性を主張したいと思っている人も多いだろう。それはクルマにも言えることで、それを突き詰めていくとマイナーな旧車だったり、日本では正規販売されていない車種だったりとさまざまな苦労も付きまとってしまう。そこで今回は、それほど苦労なく購入できるにもかかわらずほかの人とカブらない車種を紹介したいと思う。

1)トヨタ・アベンシス

 元々は欧州市場におけるコロナのポジションを担う車種で、カルディナの姉妹車として誕生したアベンシス。2代目からは英国製を輸入する形で日本でも販売されていた。2008年を最後に輸入販売が途絶えていたが、日本市場にミドルクラスのステーションワゴンがなくなってしまったことから、2011年から3代目のアベンシスの輸入販売が再開(ワゴンのみ)していた。

 ほかのトヨタ車とは異なる欧州車風の足まわりの味付けでコアなファンがいた一方、日本国内でのステーションワゴン需要の減少や同価格でプリウスαが狙えたことなども影響し、販売台数は低空飛行を続けてしまう。2018年4月末で日本国内での販売を静かに終了した。

2)ホンダ・ジェイド

 当初は中国市場向けに2013年に登場した車種であったが、2015年に日本でも販売がスタートしたジェイド。3列シートステーションワゴンのストリームと、大型化してしまったオデッセイの間を埋める車種としてリリースされたが、ミニマムな3列目シートと、2名しか座れない2列目シート、そしてやや高めの価格が影響し、販売は低調となってしまった。

 1.5リッターVTECターボを搭載したRSグレードは、専用セッティングのサスペンションやボディ補強、統合挙動安定化制御技術であるアジャイルハンドリングアシストなどによって、3列シート車としては異例のハンドリングマシンに仕上がっているものの、そのマイナーさで脚光を浴びることは少ない。5月17日に追加がアナウンスされている2列5人乗り仕様の登場で巻き返しなるか?

3)ダイハツ・メビウス/アルティス

 そもそも陰が薄いダイハツの乗用車のなかにあって、抜群にマイナーなのがメビウスとアルティスだろう。なにせ一時期はダイハツの総合パンフレットにすら掲載がなかったほど、知る人ぞ知るという車種である。

 その正体はどちらもトヨタのOEMであり、メビウスはプリウスα、アルティスはカムリのダイハツ版だ。どちらもベース車に対してグレードや装備が絞られており、ほぼダイハツ関係者しか買っていないといっても過言ではない。

 とくにメビウスは3列シート仕様が存在せず、2列5人乗りのみのラインアップ。営業サイドからも「3列シートがあれば、デルタワゴンやアトレー7、パッソセッテのユーザーの乗り換えが期待できるんですが……」といった嘆きの声すら聞かれるほどである。

 外観はエンブレムがダイハツになるだけで大きな違いはなく、気にして見ないとスルーしてしまうが、気づいたときの衝撃は何よりも大きいと言えるだろう。

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