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どうしても高速道路の合流が苦手な人が覚えておくべき3つのコツ

どうしても高速道路の合流が苦手な人が覚えておくべき3つのコツ

本線車両の流れを邪魔せずに思い切りアクセルを踏むことも重要

 夏休み、高速道路を利用すると、各地のインターやジャンクションで合流に手を焼いているクルマ(ドライバー)を必ず見かける……。合流で手こずると周囲も迷惑するし、なにより危険でもあるので、合流が苦手な人は早めにそれを克服しよう。苦手な合流を克服するコツは、主に3つ。

・その1 ドアミラーを正しい位置に調整する

 合流時は、本線を走るクルマとの位置関係が何より重要。それを確認するためには、ミラーを上手に使うことが欠かせない。稀に、合流時もルームミラーで後続車の位置を見ようとしている人がいるが、合流する際
はドアミラーが主役。

 まずは、ミラーの角度が正しく調整されているかを見直してみよう。正しいドライビングポジションになるよう、シートに奥深く腰掛けて、ミラーの内側1/4は、自分のクルマの車体が映り込むように調整する。上下方向は、地面が1/2から2/3ぐらい映るように合わせればOK。

 やや上向きにした方が遠くまで見える気がするかもしれないが、地面が2/3ぐらい映っていた方が、後続車のスピードが掴みやすい。また、ミラーに自分のクルマの車体が映っていないと、他車との位置関係がわかりにくくなるので要注意。ミラーを上手に使いこなすのが、合流のための第一のコツだ。

・その2 思い切ってアクセルを踏み込む

 高速道路の合流が難しいのは、本線を走るクルマとの速度差が大きいから。本線を走っているクルマは、80~100km/hぐらいのペースで走っているので、合流する側のクルマは、合流車線を最大限使って、本線のクルマとの速度差をゼロ、もしくは10%程度速い速度まで加速して合流するのがコツ。

 とくに小排気量車やエンジンパワーに余裕がないクルマは、合流車線に入った途端、右ウインカーを出しながら遠慮なくアクセルを目いっぱい踏みこむのが肝要。ここで躊躇すると、速度不足で合流が何倍も難しくなるので要注意。かといって、ずっとフル加速し続ける必要はなく、100km/h前後に到達したら加速は終了。

 あとはその速度をキープして、タイミングを見計らって合流すればOK。もうひとつ、合流車線の長さは最大限生かすようにして、あまり手前で合流しようとしないようにするのもスムースな合流のポイントだ。

・その3 B車の前ではなくA車の後ろに入るという形で調整する

 合流車線でウインカーを出しながら加速しているときに、サイドミラーで本線の車両の位置や間隔をチェックする。このとき、「あのクルマ(A)とあのクルマ(B)の間に合流させてもらおう」と目星を付けるわけだが、その目星のつけ方に秘訣がある。大半の人は、「あのクルマ(B)の前に、入れさせてもらおう」と考えるが、「あのクルマ(A)の後ろに入らせてもらおう」と考えた方が、合流はイージーになる。迫ってくるBのクルマの前に入るより、Aのクルマを先行させ、それについていく、と考えた方がずっと楽だし、視線も向けやすい。

 どれもちょっとしたコツだが、実践してみると意外に簡単!? 理屈を知ってある程度経験を積めば、苦手意識は解消されるはずなので、どうぞお試しあれ。

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