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ドル箱商品なのになぜ? アメリカメーカーがコンパクトカーに本格参入しないワケ (2/2ページ)

ドル箱商品なのになぜ? アメリカメーカーがコンパクトカーに本格参入しないワケ

アメリカのCセグメントの代表格はカローラとシビック

 C/Dは「シー・ディー」、と読む。こうした表現は、自動車メーカー関係者の間では日常会話のなかでちょくちょく出てくる。また、セグメントというのは、ざっくり言えば、クルマの大きさを指す。小さい順で、B、C、Dとなる。

 さらに技術面でみると、車体の構造では、AとB、そしてCとDがそれぞれ共有化する場合が多い。そのため、C/Dセグメントと呼ばれる。

 さて、コンパクトカーという言葉がある。日本では、トヨタ・ヴィッツ、ホンダ・フィット、日産ノート、マツダ・デミオ、スズキ・スイフトなどの小型車を指す。これらは、世界標準でみると、Bセグメントに属する。

 一方、アメリカの場合、コンパクトカーという概念では、Cセグメントとなる。けっして、CセグメントのCは、コンパクトのCではない。

 アメリカのCセグメントの代表格といえば、カローラとシビックだ。その延長上にDセグメントのカムリとアコードがある。これら4車種それぞれ、年間30万台前後を売り上げるドル箱商品である。

 そんなドル箱に、「なぜアメ車は消極的なのか?」と思う日本人が多いように思う。いやいや、別にそうではなく”人気が継続的しない”というのが実態だ。

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