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レーシングカーのボディはなぜ「穴」だらけ? その効果と市販車に採用されない理由 (2/2ページ)

レーシングカーのボディはなぜ「穴」だらけ? その効果と市販車に採用されない理由

ボディのダクトは大きく3種類に分けられる!

 普通はツルっとしているフェンダーまわりだが、レーシングカーのフェンダーには、フェンダーダクトという穴がいくつもあけられていることがある。このフェンダーダクトの役割とは?

 レーシングカーがボディにダクト(穴)を設ける場合、その目的はおよそ以下3つパターンに分類できる。

1. エアインテーク

2. エアアウトレット

3. クーリングリング

 このうちフロントフェンダーのダクトは、ほぼエアアウトレット一択で、ボンネットの両脇(フェンダー上部)にルーバーのようなダクトがついている場合は、エンジンルームの熱気を抜くための冷却用ダクト、もしくはホイールハウス内に溜まって、車体をリフトしようとする空気を抜くエア抜き用のダクトになる。

 またフロントタイヤの後方、ドアとタイヤの間に設けられたダクトは、ホイールハウスの中で発生する乱流を引き抜き、リフトフォースを減らす効果がある。

 むかしのラリーカーなどでは、かなり大胆にフェンダー後端に切り欠きを入れるクルマがあったが、のちにレギュレーションで切り欠きの範囲を制限した。つまり、それだけ効果があったということ。このダクトは、フロントバンパーにカナードをつけると、合わせ技で効果が倍増する。

 ただし、インナーフェンダーがノーマルのままだと、ホイールハウス内の空気は抜けないので、インナーフェンダーもダクト形状に合わせてカットしないと無意味。ただのダミーダクトになってしまう……。

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