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「雨でクルマが傷む」というのは本当? 新型車にもダメージはあるのか (2/2ページ)

「雨でクルマが傷む」というのは本当? 新型車にもダメージはあるのか

いまのクルマでも雨によるダメージは避けられない

 結論から先に言うと、雨でクルマは傷む。最近のクルマは防錆がしっかりしているので、最終的に廃車にする段階で問題が出ている可能性は低いかもしれないが、雨をはじめとした水分がクルマを傷めるのは確実だ。

 一番の問題は水の抜けだ。旧車は設計上、しっかりと考えられていないことが多く、サイドシルやドア、フェンダーの内側に水が溜まるクルマが珍しくなかった。では、それらは今ではすべて解消されているかというと、そうでもない。かなりよくなってはいるが、ドアやサイドシルの内部には水が溜まっていることがある。対策としては水抜きの穴が開けられているが、ゴミなどで詰まってしまうと水槽状態になり、これが腐食へとつながる。

 またとくにオープンカーは幌とボディの境などから水がボディ内側に入りやすく、状況としてはシビアだ。たとえば、現行型のロードスターにはシートの裏からアクセスできるところにフィルターが付けられていて、定期的にゴミを取るようになっている。逆を言えば、フィルターを付けないとゴミが水抜きの穴に詰まるということだ。

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