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コロナ禍でマスクをしていても逃がさない! オービスで撮影された写真の顔が不鮮明でも捕まるケースとは (2/2ページ)

コロナ禍でマスクをしていても逃がさない! オービスで撮影された写真の顔が不鮮明でも捕まるケースとは

この記事をまとめると

◼︎顔が判別できないと出頭通知は来ないとされているが、呼び出しの可能性も0ではない

◼︎故意に顔を隠して光らせると逮捕されるケースもある

◼︎そもそもオービスを光らせないに越したことはないので安全運転を心がけたい

顔が判別できない場合は出頭通知が来ないこともあるが……

 速度違反自動取締装置、いわゆるオービスで速度違反をした瞬間を撮影されると、1週間から1カ月ぐらいの間に、警察から当該車両の所有者に出頭通知書が届く。警察では、オービスが撮影した写真に写ったナンバープレートからクルマの所有者を特定し、出頭通知書を送る。そのため出頭通知書が届いた時点で、写真には鮮明にナンバープレートが写っていたと考えられる。

 しかし、ナンバープレートが判読できるだけでは証拠としては不十分で、もうひとつ、運転者を特定することができないと、免停や罰金などのペナルティを与えることはできない。そのためには、オービスが撮影した写真に、運転者の顔がはっきりと写っていることが条件になる。

 したがって、マスクやサングラスなどで人物を特定しにくい場合は、撮影されても出頭通知が来ないケースもあるという。逆にいえば、出頭通知が来たということは、違反者を特定した自信があると考えてもいい。

 しかし、実際に出頭して見せられた写真がマスクやサングラスを着用していたことで、第三者から見て自分だと特定しにくいものだとしたら……。これはもう、本人が「この写真に写っている運転手は私です」と認めるか、それとも否認するかにかかってくる。認めない場合、「では、この運転手は誰なのか」と取調官から問われるだろうが、そのドライバーを特定するための捜査に協力する義務はない。

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