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長時間の内気循環は危険! では閉め切った状態での車中泊は? クルマの密閉度とは (2/2ページ)

長時間の内気循環は危険! では閉め切った状態での車中泊は? クルマの密閉度とは

閉め切った状態でもある程度の通気性は確保されている

 むかしのクルマと違って、いまのクルマは気密性が高い。なぜなら気密性が高いほど、車内の静粛性が保てるからだ。

 しかし一方で、乗員が呼吸するために、空気を外から取り入れ、換気をする必要があるので、チェックバルブ(逆止弁)などの通気口がいくつも開いている。

 JAFが行った「水没車両からの脱出」という実験を見ると、クルマが沈むほど深い水深のところに入ったクルマは、約2分で車内の足元まで浸水し、5分後にはハンドルが沈むほど水が入ってきている。

 乱暴な言い方だが、水がそれだけ入ってくるということは、窓などを締めきって送風やエアコンをオフにしていたとしても、酸欠にならない程度の通気性は十分あるといっていい。

 実際、窓を閉め切って空調を止めて車中泊をしたからといって、酸欠になりかけたという人はほとんどいないはず(大人数を避けたり、窓を少し開けておく方がベターなのは言うまでもない)。

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