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エンジンに「紙のパーツ」が普通に使われている! クルマの「ガスケット」って何? (2/2ページ)

エンジンに「紙のパーツ」が普通に使われている! クルマの「ガスケット」って何?

「ガスケット抜け」が起こるケースも

 クルマの消耗部品のひとつに、ガスケットというのがある。ガスケットとは、部品と部品の接続部の間に挟んでボルト等で固定し、接続部の隙間を塞ぐことで、気密性や液密性を保たせるためのシール材のこと。

 シリンダーヘッドとシリンダーブロックの間のヘッドガスケットをはじめ、インテークマニホールドのインマニガスケット、サージタンクのガスケット、エキマニのガスケット、触媒、マフラーのガスケットなどと、いろいろなところに挟まっている。

 似たようなパーツにパッキンがあるが、パッキンは駆動部分・運動部分に使用するシール材で、ガスケットは動かないところに使われる固定用のシール材という違いがある。

 ガスケットは継ぎ目の部分で挟まれて、わずかに変形(潰れる)することで気密性、液密性を確保するので、基本的に再利用は不可。そして、高温に晒され圧力がかかる部分なので、長期間使っているとガスケットの一部が破れ、吸気や排気、オイルや冷却水が漏れることがある。これを「ガスケット抜け」という。

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