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趣味性だけじゃなかった! 日本と違ってヨーロッパや経済新興国では「MT車」がまだまだ人気なワケ (2/2ページ)

趣味性だけじゃなかった! 日本と違ってヨーロッパや経済新興国では「MT車」がまだまだ人気なワケ

欧州では車両価格や燃費を気にしてMT車を選ぶ傾向にある

 ドイツやスイスなど、欧州各地の空港でホテルの送迎車を待っていると……。

 10人乗り程度までの商業バンだと、MT(マニュアルトランスミッション)車がけっこう多い。ドライバーも女性の場合もあるが、彼女たちもしっかりMTを操作する。急な坂道で信号待ちしていても、サイドブレーキを丁寧に操作して、またエンジン回転数も上がり過ぎることもなく、半クラッチでの坂道発進をなんなくこなす。日頃から、マイカーでMTの扱いに慣れているのだ。

 では、欧州でMTが多い理由は何か?

 答えは単純で、車両価格がATやCVTより安く、また燃費が良いからだ。

 日本の場合、庶民感覚ではクルマ選びで、運転の快適性を優先して、また装備品が少しでも充実することを好み、中位グレードや、上位グレードを購入することが多い。

 一方、欧州の場合、国や地域、もちろん個人差はあるが、庶民感覚では少しでも家計を節約したいという気持ちが先立つ。よく言われることだが、日本のBSやCSなど衛星放送で欧州の庶民生活を紹介する番組を見て、夕食のラインアップが日本の平均的な食事と比べてかなり質素なことに驚く日本人が多い。欧州の庶民は生活コストに対してとてもシビアな感覚を持っている。

 別の見方としては、欧州の若者の間には走るよろこびに直結するMTを根強く支持する層がいる。フランクフルトショー、パリショー、ジュネーブショーなどで一般来場者の様子を見ていると、MTの展示車に乗り込み、シフターを操作しながらニコニコしている若者たちをよく見かける。

 欧州では、まだまだMTに対する需要が多い。

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