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いま驚きの「2回ローン」が増加中! コロナ禍時代の新車の「買い方」の変化とは (1/2ページ)

いま驚きの「2回ローン」が増加中! コロナ禍時代の新車の「買い方」の変化とは

残価設定ローンの登場がクルマの買い方に変化をもたらした

 かつては日本では、新車購入の際の支払い方法は現金一括払いが圧倒的に多かった。新車ディーラーが提携していて、商談時に利用をあっ旋する“ディーラーローン”の金利が長いこと高かったことも大きく影響していたようだ。現金一括払いとはいえ、勤務先の融資制度や金融機関のマイカーローンを利用し、現金一括払いとしているケースもあったようだが、とにかく現金一括払いが多かった。

 その潮目が大きく変わったのが残価設定ローンの登場である。“リース型ローン”などとも呼ばれ登場した残価設定ローンとは、3年後や5年後の当該車種の残価率を設定し、その残価率に基づき3年もしくは5年後の残価相当額を算出。それを支払最終回分として据え置くことで、月々の支払い負担を軽くするもの。支払最終回分についても現金払いだけでなく、当該車種の返却や新車への乗り換えで相殺することもできる。

 残価設定ローンは継続的に同一メーカー車へ乗り換えてもらうことを狙った“囲い込み策”でもあるので、金利も低く設定されており、最近では新車購入全体の4割以上が残価設定ローンを利用しての購入というディーラーも珍しくなくなってきている。

 残価設定ローンが新車の買い方として認知が高まるなか、注目されてきているのが全2回払いローンである。トヨタでは“残価据置き払い”、ホンダでは“バリュー保証プラン(バリ保)”と呼んでいる。

 トヨタでは1~5年後の、ホンダは3年後の据置き額(ホンダは買取保証額と呼んでいる)を設定し、これを差し引いて手数料を加えた額を購入時に支払い、あとは2回目となる契約満了時に据置き額を支払うというもの。この据置き額の清算は、同じ店舗での乗り換えや、当該車両を返却することで相殺され(つまり0円)、さらに再ローンや現金で払うことで乗り続けることもできる。

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