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どれもがインパクト抜群のホンダ! なのに「イマイチ思い出せない」影薄車3選 (2/2ページ)

どれもがインパクト抜群のホンダ! なのに「イマイチ思い出せない」影薄車3選

「新しいタイプの上級車」はユーザーの理解を得られなかった

 古くはN360からシビック、ステップワゴン、オデッセイ、N-BOXなど、時代に合わせてインパクト抜群なクルマをリリースしてきたホンダ。その一方で名車の影に隠れてしまったマイナーな車種も存在する。今回はそんな1990年代以降に登場しながら、存在感の薄くなってしまったホンダを独断と偏見でピックアップしたい。

1)アヴァンシア(1999~2003年)

 すでにアコードワゴンというミドルクラスのステーションワゴンが存在していたクリオ店向けに、1999年に新たに追加されたのがアヴァンシアだった。ボディタイプは重複するものの、アヴァンシアは「新しいタイプの上級車」をテーマに作られた車種であり、ステーションワゴンを作ろうとしたというよりは、結果的にステーションワゴンタイプのボディとなったというのが正解のようだった。

 そのため、搭載されるエンジンは2.3リッターの直4と3リッターのV6とアコードワゴンよりも大きなものがチョイスされ、後席専用のエアコン吹き出し口やリヤシートスライドなど後席に乗る人への配慮もなされたまさに高級車といった装備を持っていたのである。

 しかし、オデッセイとアコードワゴンの中間のようなエクステリアとわかりづらいキャラクターが多くのユーザーには理解されず、登場から4年ほどで消滅。その名前は現在、中国向けのクロスオーバーSUVに使われているが、関係性はまったくないようだ。

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