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マニア御用達のページじゃなかった! じつは使える自動車カタログの「諸元表」ページ

マニア御用達のページじゃなかった! じつは使える自動車カタログの「諸元表」ページ

外見では判断できない部分もカタログから読み取ることができる

 自動車のカタログを見ていると、多くのカタログで後ろのほうに記載されているのが「諸元表」と呼ばれるクルマのスペックを一覧にしたページだ(メーカーによっては別冊となっている場合もある)。

 ここにはさまざまなクルマに関する情報が記載されているわけであるが、多くの人はカタログ燃費やボディサイズくらいしかチェックしないのではないだろうか? しかし、ここには他にも非常に役に立つ(かもしれない)データが多数記載されているのだ。

 たとえば、室内寸法。これはボディサイズに対して室内空間がどれくらい採られているかが一目瞭然となっている。そのため、車体の全長は長いのに室内空間の長さがそこまでではない車種や、フロア高が高いため、室内空間の高さが意外と低いなど、外見から受ける印象とは異なる車種を見わけることができる。

 最近人気のクロスオーバーSUVでも、最低地上高の数値を見るとそこまで地面とのクリアランスが大きくないものも存在しているし、逆に実用車のなかでも比較的余裕があるモデルも判別することができるだろう。

 エンジンのスペックでは最高出力と最大トルクも記載されており、性能にこだわる人は目がいくポイントと言える。しかし、その最大値にばかり気にするのではなく、その最大値を発生する回転数にも注目していただきたい。

 どんなに高い最高出力を誇っているモデルでも、その発生回転数が高ければ、普段の街乗りではそのパワー感を楽しめないかもしれないし、最大トルクが低回転域で発生しているモデルであれば、街乗りではグイグイ加速してくれる特性となっていると判断することができるのだ。

 ほかにも燃料タンク容量とカタログ燃費の数値をかけ合わせれば、満タンで何キロくらい走行できるのかを予想することもできるし、最小回転半径をチェックすれば、ボディサイズの割に小まわりが利く、利かないを判断することができる。

 このように見た目の印象だけではなく、数値化された情報を見ることで、より自分にあったクルマがどのモデルなのかを判断することもできるので、もし検討中の車種があるのであれば一度諸元表をチェックしてみてはいかがだろうか。

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