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乗れば「環境意識」がビンビンに高まる! 地球にも人にも優しいサステイナブルなクルマ3選+α (2/2ページ)

乗れば「環境意識」がビンビンに高まる! 地球にも人にも優しいサステイナブルなクルマ3選+α

インテリアには「エコ」素材が多数活用されている

 プラダ、グッチ、アルマーニといったラグジュアリーブランドが「ファーフリー宣言」をして「エコファー」を使い始めたり、ステラ・マッカートニーをはじめとして環境に優しい「エコレザー」に切り替えるブランドが続出するなど、ファッション業界では世界的にSDGsが進んでいる印象を受けます。でもその波は、クルマでも大きな流れになりつつあるのです。

 日本メーカーでは、創業100周年記念モデルとしても注目を浴びた、マツダMX-30のインテリアがとてもサステイナブル。

 環境負荷を低減する3つの新開発素材が使われていて、まずドアトリムはペットボトルのリサイクル原料が使われ、ファブリックシートにはリサイクル糸を約20%使用しています。生産過程で有機溶剤を使わない人工皮革、プレミアムビンテージレザレットでレザーシートも上質に仕立てられています。

 そしていちばん目をひくのは、センターコンソールに使われたコルク素材。これは環境を考えているだけでなく、マツダが創業時にコルクを作る会社だったことから、ヘリテージコルクと呼ばれて、100周年記念の証ともなっています。

 続いては、5月から販売開始されたばかりの新型アウディA3。先代でアウディとして初めてペットボトルのリサイクル原料が採用され、1台で100本以上の1.5リットルペットボトルが使われていたんですが、その割合を今後もっとアップしていくと宣言していました。

 新型はシートに最大で45本、カーペットに最大62本が使用されているほか、室内の静粛性を向上するための遮音材などにも再生資源を採用しているとのこと。それでも、見た目には洗練されたインテリアで、上質感もしっかり向上させているのがすごいですね。

 日本のペットボトルのリサイクル率は、約86%(2019年統計)で世界的に見ても高いんです。ぜひ、日本車にもこれからどんどん採用が進んでいくことを期待します。

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