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新型ランクル300系の納期は2年以上という異常事態! 14年前の先代ランクル200系の時はどうだった? (1/2ページ)

新型ランクル300系の納期は2年以上という異常事態! 14年前の先代ランクル200系の時はどうだった?

この記事をまとめると

■新型ランドクルーザー300系の納期が2年以上と言われている

■14年前に登場した先代ランドクルーザー200系の発売時の納期を探った

■筆者は新型の納期遅延は問題でありトヨタらしからぬ事態だと考えている


先代も当時にしては長かったがそれでも「半年」!

 新型にフルモデルチェンジされたランドクルーザー300系の納期について、メーカーは「1年以上」としているが、販売店のコメントは異なる。「2年以上は確実で、契約されても正確な納期を申し上げられない」という。

 納期が長期化した理由は、ランドクルーザーの人気が世界的に高く、なおかつ日本の割り当て台数が少ないことだ。開発者は「ランドクルーザーは生産総数の内、50%以上を中東で販売する。そこにオーストラリアとロシアを加えると、ランドクルーザー全体の90%に達する」という。日本の販売規模は極端に小さく、納期が大幅に延びた。

 この納期遅延は、新型だけの傾向なのか、それとも先代型も長かったのか。

 先代型のランドクルーザー200系は、2007年9月18日に発売された。先代型も発売前から受注を行っていたが、2年以上の納期遅延には陥らなかった。

 それでも2007年の8月から9月に受注した車両は12月に納車されるのに、10月の受注になると、納期が2008年4月頃まで延びるということはあった。当時の納期は、一般的に1カ月から1.5カ月だったから、2007年10月の契約で納車が4月では長い部類に入る。当時は「半年も待たせるのか」と思ったが、新型に比べると大幅に短い。

 当時は今ほどSUVがブームになっておらず、ランドクルーザーのブランド力も、ここまで高くなかった。ランドクルーザーを扱う販売店はトヨタ店だけで、今のようにほかの販売系列で売られることもなかった。

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