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絶対にあってはならない子供の車内閉じ込め事故! それでも万が一のために「子供」に教えておくべきこととは (2/2ページ)

絶対にあってはならない子供の車内閉じ込め事故! それでも万が一のために「子供」に教えておくべきこととは

この記事をまとめると

■車内に子供が閉じ込められ命を落とすという悲惨な事故が起きている

■クルマの警告機能なども搭載され始めてはいるが、人が注意を怠らないことが大切

■万が一の時のために子供に教えておくと役立つことを紹介する

キーの誤操作による閉じ込め事故も発生

 人間はどうしてもミスをする。だから最善を尽くして安全性能を磨くのだ、と言い続けてきたのはメルセデス・ベンツです。確かにこの夏もまた、人間のミスによる車内閉じ込め事故により、幼い子供が命を落とすという、あってはならないことが起きてしまいました。

 最新のクルマには、車内にそうした小さな子供を放置したり、大切な荷物を忘れることがないよう、運転席のドアを開けると同時に、後席に人や荷物がある場合にワーニング機能が搭載されるようになってきています。でもまだまだ搭載されていないクルマのほうが多く、あったとしてもそれに慢心することなく、普段から注意を怠らないことが大切ですね。

 また、大人が子供を車内に忘れるという事態だけでなく、車内で子供がうっかりキーを押してロックしてしまった、といった誤操作による閉じ込め事故も発生しています。子供にキーを渡さない、つねに合鍵を持ち歩くなど、大人が注意することに加えて、早い子は0歳後半くらいから、自分では言葉を話せなくても大人が言っている言葉の意味はだいたい理解できるようになりますので、いざ「閉じ込められてしまった」という時にどうすればいいのか、子供にも繰り返し教え込んでダブルで事故防止に努めることを勧めます。

 もし、車内に子供1人だけ取り残されてしまった時には、なんとかして周囲の人に助けを求める方法を教えましょう。もっとも周囲に異常を知らせやすいのはクラクションを鳴らすことですが、その前にまず、チャイルドシートやジュニアシートのベルトの外し方を教えておかなければいけません。3歳くらいになれば、練習することで自分でベルトを外すことができるようになります。

 もし練習してもできなければ、小学生がランドセルにつけている「防犯ブザー」など、指で押すだけで大きな音が出るものを、チャイルドシートに座ったままでも子供が手を伸ばせば届くところに吊るしておく方法もあります。

 ベルトがひとりで外せるようなら、運転席へ移動し、ハンドルのクラクションの押し方を教えますが、車種によって音が鳴る位置や、押す強さなどが違いますので、これも必ず周囲に迷惑のかからない場所で、事前に練習が必要です。

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