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以前とは違う「歩行者」「自転車」の動き! ドライバーが注意すべき「ながらスマホ」対策とは (2/2ページ)

以前とは違う「歩行者」「自転車」の動き! ドライバーが注意すべき「ながらスマホ」対策とは

この記事をまとめると

■近年「ながらスマホ」が問題視されている

■「ながらスマホ」をする自転車や歩行者は予期せぬ行動を起こすことがある

■ドライバーが注意したいポイントについて解説する

自転車や歩行者の「ながらスマホ」による事故も多発している

 数年前からニュースなどでもよく聞くようになった、「ながらスマホ」という言葉。クルマを運転中にスマホや携帯電話を使用したことで起こる事故が多発したことから、令和元年12月1日から罰則が強化されました。でも「ながらスマホ」が危険なのは、なにもドライバーに限ったことではないのです。自転車を運転中の「ながらスマホ」や、歩行中の「歩きスマホ」も時として重大な事故を引き起こすことがあります。東京消防庁管轄内だけでも、そうした自転車や歩行者の「ながらスマホ」による事故で、令和元年には40人以上が救急搬送されたとのこと。

 ドライバーとしては、交通社会では弱い立場となる自転車や歩行者に最大限の注意を払って運転をするのは当然のことですが、それは相手も交通ルールを守り、クルマに対して注意しながら行動してくれるという前提のもとで成り立つものです。「ながらスマホ」「歩きスマホ」の自転車や歩行者は、ドライバーが予測もつかない行動を起こすことが多く、注意していてもヒヤリとする場面があります。今回はそんな、ドライバーとして「ながらスマホ」「歩きスマホ」の自転車や歩行者のどんなポイントに注意すればよいのかを検証していきましょう。

 まず1つめは、死亡事故の半数以上が起こっているという交差点において。横断歩道を渡る歩行者を優先するのはドライバーの義務ですが、「歩きスマホ」の歩行者は視線と意識が手元に集中しているため、前からくる別の歩行者とぶつかったり、歩く速度が極端に遅かったり、時には突然立ち止まったり引き返したりと、不審な挙動が多くなります。交差点を早く曲がりたいからと、歩行者が通り過ぎるのを見越して発進するドライバーは要注意。その途端に急に歩きスマホの歩行者が立ち止まり、ぶつかってしまう可能性もあります。

 ノロノロと渡る歩行者に苛立つのはわかりますが、しっかりと渡り切ったことを確認してから、曲がるようにしましょう。また、「ながらスマホ」の自転車はもっと危険で、安全を確認した車両が横断歩道に進入しているにもかかわらず、死角から突然ビュッと出てきてクルマの前を通過していくケースも。大音量で音楽を聴いている場合などは、クルマの音にも気がついてくれないことが多いので、さらに注意が必要です。

 ちなみに自転車の「ながらスマホ」も東京都道路交通規則により禁止されています。

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