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実際に愛車を売ってみた! 下取りとも買い取りとも違う中古車の「委託販売」ってどんなもの? (1/2ページ)

実際に愛車を売ってみた! 下取りとも買い取りとも違う中古車の「委託販売」ってどんなもの?

この記事をまとめると

■愛車を売却する方法のひとつに「委託販売」がある

■業者には委託料を支払い、自分が受け取りたい価格を踏まえた車両価格を設定できる

■下調べもせずに適当な業者を選ぶと痛い目を見るので業者を見る目も重要になる

販売店にクルマを預けて販売してもらう委託販売

 愛車の買い替えを考えている人にとって、いま乗っている愛車をどこに引き取ってもらうか。これはなかなか悩ましい問題ですね。

 もっともラクなのは次の愛車を購入する販売店で引き取ってもらう「下取り」ですが、値段は相場より低く設定されることが多いようです。買取専門店に持ち込むのもいいですが、そちらは業者がたくさんあり、どこがいちばん高く買い取ってくれるのかを調べたり、場合によっては何店舗も回って交渉したりといった手間がかかります。

 最近はフリマアプリなどで個人売買をする人も増えてはいますが、購入希望者とのやり取りから書類のやり取り、お金のやり取りや引き渡しなどの面倒な作業をすべて自分で行わなければならず、トラブルも多いようです。

 また、上記はどれも売れ筋モデルや走行距離の少ない個体、年式の新しい個体ならそこそこ満足のいく価格で買い取ってもらえますが、古くて走行距離が多いモデルや、あまり人気のないスポーツカーなどはほとん値がつかなかったり、安く買い叩かれることが多くなっています。

 そこで今回、走行距離15万kmオーバー、10年落ちのスポーツカーを手放すにあたり、トライしてみたのが「委託販売」という方法。これは中古車販売店などの業者に愛車を預け、展示・保管料を支払い、購入者を探してもらうというサービスです。クルマをアピールするところから、電話などでの問い合わせや、見に来た人への対応はすべて業者が行なってくれるし、売却が成立したあとの面倒な書類のやり取り、お金のやり取り、納車までの整備や車検、手続きなどの対応などもすべて業者が行なってくれることになっています。

 委託販売を受け付けている業者はあまり多くはないのですが、知人からの紹介で選んだその業者は、どのジャンルのクルマも扱っているなかでも、ドリフト車などの特殊なクルマやスポーツカーにも造詣が深く、ネットワークも広いということで、走行15万kmオーバーの個体でも、きっとそのクルマの価値をわかって「乗りたい」と思ってくれるお客さんを見つけてくれるような気がしました。

 委託販売の手順として、まずは販売店へ愛車を持ち込みます。車検証などの必要書類が揃っているかの確認と、キズや不具合など、愛車の状態を一緒に確認していきます。

 そして大事なのが、価格の相談です。委託販売業者によっては、業者が設定した価格から販売手数料、展示・保管料金の合計を差し引いた金額が委託車に支払われるというケースが多いようですが、この場合ですと売れない期間が長くなると値下げをしていき、当初の予定からは大きく下まわる金額しか受け取れないことになったり、悪質な業者になるとわざと売れにくいような高い価格設定で展示し、展示・保管料を委託者から取れるだけとり、結局は「売れなかったからうちで買い取りましょうか」と買い叩く、といった、とんでもないケースもあるとのこと。

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