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ほぼ同額車が3年後に約180万円もの差! 「リセールバリュー」に恐ろしいほど差がつくワケ (2/2ページ)

ほぼ同額車が3年後に約180万円もの差! 「リセールバリュー」に恐ろしいほど差がつくワケ

この記事をまとめると

■リセールバリューには車種によって差がある

■価格は中古車需要と供給量のバランスで決まる

■具体車種を挙げて仕組みを解説する

リセールバリューは中古車需要と供給量のバランスで決まる

 リセールバリューとは、再び販売する時の価値を示す言葉だ。中古車市場における流通台数に対して、需要の多い車種は、中古車価格が吊り上がる。そうなるとユーザーが購入後、数年を経て売却する時の金額も高まる。

 逆に中古車の需要が少なかったり、需要以上に流通台数の豊富な車種は、中古車価格が下がる。ユーザーが売却する時の金額も伸び悩む。

 つまりリセールバリューは、人気度というより、中古車需要と供給量(中古車市場の流通台数)のバランスで決まる。

 従って新車の販売台数が多い軽自動車やコンパクトカーは、中古車を希望するユーザーも増えるが、それ以上に流通台数が豊富だ。従って中古車価格と売却額は、あまり高まらない。

 中古車市場における価値は、残価設定ローンの残価(数年後の売却額と考えても良い)を見るとわかりやすい。中古車の流通台数に対して中古車需要が多ければ、数年後の残価も高まり、需要が少なければ残価も下がる。

 たとえばクラウンハイブリッドGエグゼクティブは、新車価格が739万3000円で、残価設定ローンの3年後の残価は340万780円だ。新車価格に占める3年後の残価の割合は46%になる。

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