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ガソリン高騰のいま「アイドリングストップ機構」は効果絶大! 燃料代の節約量をシミュレーションしたらとんでもなくお得だった (2/2ページ)

ガソリン高騰のいま「アイドリングストップ機構」は効果絶大! 燃料代の節約量をシミュレーションしたらとんでもなくお得だった

この記事をまとめると

■アイドリングストップ機構がどれくらいガソリン消費を抑えるのかを計算してみた

■1.2リッターで4気筒、30秒停止を1日60回すると仮定した場合、約1.2リッターの節約ができそう

■これを30日続けた場合、6000円以上の節約が可能で、かなり懐に優しいといえそうだ

アイドリングストップは効果ある? ない?

 アイドリングストップ機構は、ガソリン消費(走行燃費)にどれほど効いてくるのか。編集部から興味深いテーマを提示された。たしかに、かつてないガソリン価格の高騰は、ユーザーにとっては懐を直撃する深刻な問題だ。こうした状況下で、停車している車両のエンジンを一時停止させるアイドリングストップ機構は、果たしてどれほど燃費節約に効果があるのだろうか? 大いに気になる問題である。

 そこで、アイドリングストップによるエンジン停止状態が、どれほどガソリン消費を抑えることになるのか、シミュレーションしてみることにした。問題は、アイドリングストップの時間と回数だ。信号での停止時間は、幹線道か脇道かでも違ってくるし、赤信号の点灯時間もまちまちだ。また、信号での停車回数もドライバー(選択ルート)によってさまざまである。そこで、1日当たりの停止回数を60回(かなり多いと思うが)、停止時間を1回あたり30秒(あくまで目安としての仮想値)と設定してみた。

 車両は4サイクル4気筒、排気量は1200cc。空燃比は14.7対1(これは理想空燃費で現代のクルマはこんな濃い空燃比ではないが)、ガソリン比重は0.73〜0.76だが、ここではキリがいいので0.75とし、空気重量は1リットル約1.2g(気温20度、1気圧)とした。そしてアイドリング回転数は600回転/分と設定した。

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