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もう痛ましい事故は沢山! 子どもの車内閉じ込め事故を防ぐために「親」と「子ども自身」にできる対策とは (2/2ページ)

もう痛ましい事故は沢山! 子どもの車内閉じ込め事故を防ぐために「親」と「子ども自身」にできる対策とは

この記事をまとめると

■子供が車内に取り残される事故がたびたび起こっている

■インロックしてしまうといったケースも

■万が一の時のために子供に教えておきたいことを紹介する

インロックしてしまうといったケースも

 この夏、静岡県のこども園の通園バスに3歳の女の子が取り残され、熱中症で亡くなった痛ましい事件があった。それ以外にも、車内に子供を残して「ちょっと5分だから」といって、運転手(親)がクルマを離れた結果、子供の死亡事故となった例も少なくない。外出先だけでなく、自宅の駐車場にあるクルマの車内に子供が取り残され、死亡した事故もあったのである。

 まず、大前提として、いかなる場合も、子供(及びペット)だけを車内に残すことは厳禁である。「夏はそうかも知れないけれど、気温が低い秋~冬なら大丈夫でしょ」と考えるのも大きな間違いだ。JAFのテストデータによれば、気温が20度を少し上まわる、外では爽やかで気持ちのいい日でも、締め切った車内の温度は刻々と上昇し、車内温度が50度に達することもあるというのだ。そもそも全周がウインドウに囲まれたクルマは、温室的な空間でもあり、晴れた日であれば外気温にかかわらず、車内温度は想像以上に上昇するものなのだ。

 もちろん、真冬であっても、車内に子供(及びペット)を放置するのは、熱中症問題だけでなく、防犯上の理由からも絶対にしてはいけないことと考えたい。パチンコ店で子供を車内に残して遊ぶ親がいることから、パチンコ店団体が「子どもの車内事故未然防止活動」を推進し、お店で駐車場の巡回を行った結果、2017年から2021年までの5年間でなんと447名の子供が保護されたという事例がある。そもそも、子どもを車内に置き去りにすることは、児童虐待(ネグレクト)にあたり、児童虐待の防止等に関する法律(平成十二年法律第八十二号)に抵触する。

 が、親が子供を車内に残して買い物に行ってしまうとかではなく、汚れたウインドウを拭く、トランクを開けに行く……といった、一見、それほど危険ではないように思える場面でも、子供が車内に乗り残される危険がある。それがキーの閉じ込めだ。キーを車内に置いたまま、運転手が外に出た際、ドアがロックされてしまうことはありうる。実際、そうした事例でJAFに救援依頼が行われるケースも少なくないという。

 では、運転手、親がクルマのすぐ外にいながら、キーを閉じ込めてしまった場合にどうするか? 「JAFを呼んでロックを解除してもらう」という答えが一般的かも知れないが、JAFによればかなりの緊急性がある場面だけに、警察、消防にも連絡してほしいとのことである。季節、気温によってはJAFが来る前に車内の温度が著しく上昇する可能性もあるからだ。

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