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100℃どころか200℃超えも当たり前! クルマは「触るとヤケドするぜ」な場所だらけだった (2/2ページ)

100℃どころか200℃超えも当たり前! クルマは「触るとヤケドするぜ」な場所だらけだった

この記事をまとめると

■クルマのなかで高熱になりやすい箇所を紹介

■ブレーキローターは600〜700℃に達することもある

■油脂類も簡単に天ぷらが揚げられるレベルの温度に達する

クルマは想像以上に熱を帯びまくっている!

 エンジンでガソリンを燃やしている以上、その周辺部ではものすごい熱が発生している。なのでエンジンルームが熱いのは当たり前だが、ほかにもクルマにはあつあつの部分が多数存在する。

 まずブレーキ。ブレーキはエンジンの熱とは関係なく、ブレーキを掛けたときに摩擦して熱が発生している。パワーのあるクルマでブレーキに厳しいコースを連続周回すると、レースでないのにも関わらずローターが赤くなることがあるほど。これはレースでもよくみられる現象だ。

 だいたいこのときのローターの温度は600℃以上。ミニサーキットでもブレーキに厳しいコースでは700℃くらいまで上昇することがある。走行直後にタイヤ交換をしようと思っても、ホイールが持てないほど熱くなることは珍しくない。半ズボンで横に立っているとすね毛が熱で縮れてしまうのでは!? と思うくらいの熱なのだ。

 なので、サーキット走行でクーリングもせずに全開からいきなり停止するのはよくない。ブレーキローターが高温になり、パッドと接している部分だけなかなか冷めず、周囲は冷めてしまうのでローターが熱でひずんでしまう可能性があるのだ。走行終了時はコース内でクーリング走行するか、パドック内を数分ゆっくり走るなどして、なるべくローター温度を下げてからクルマを止めるようにしたい。

 なお、ローター温度が600℃以上になると、キャリパー自体も200℃以上になることがある。なので、キャリパーも触れると火傷してしまうので注意が必要だ。

 ちなみにタイヤも高温になる。夏場にサーキットをガンガン走ると70℃~80℃くらいになり、素手では触れないほどだ。高速道路の走行でも夏場は素手で触るには十分熱く感じる温度になる。わざわざタイヤを触ることはないと思うが、このようにタイヤも摩擦によって熱を持つのだ。

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