この記事をまとめると
■車内の悪臭はエアコンやシートなど複数箇所に原因が潜む
■芳香剤でごまかさず原因を除去することが快適化への近道となる
■換気や清掃を徹底すれば低コストでも臭いは大幅に改善できる
原因そのものを除去することが重要
2026年、昨年同様、短い春が過ぎ、いよいよ梅雨本番だ。ジメジメする季節に気になるのが、車内のニオイ。たとえばエアコンをONにした瞬間、車内中にカビ臭いニオイが充満したり、車内でもタバコを吸う喫煙者の車内はタバコ臭が各所にべったり染みついているはずだ。
いやいや、それだけじゃない。車内でハンバーガーやポテトのようなニオイが強い食べ物を頻繁に食べているクルマの車内も油臭いニオイがしているに違いない。もちろん、ラゲッジルームに使いっぱなしのアウトドア用品やスポーツ用具などを積みっぱなしにしているクルマは、カビの発生・カビ菌の浮遊とともに、カビ臭が漂っているかもしれない。
ラゲッジのアウトドアグッズ画像はこちら
我が家のように愛犬を頻繁に乗せているクルマなら、車内に動物臭が漂っていることもある。車内の強いニオイはクルマ酔いしやすい人だとかなり敏感になるはずで、クルマ酔いの一因になるから要注意である。
そんな車内の悪臭に気づいたら(いつも運転している本人は臭いに慣れて気づきにくいので、他人に判断してもらうといい)、さっそくニオイを撃退しよう。悪臭を除去できれば爽やかな車内空間となり、運転もドライブもより快適になるはずだ。
第1段階は、車内の換気である。晴れた湿気のない日を選び、すべてのドアとウインドウを開け(場合によってはラゲッジも)、紫外線を当て、風を通してやるのだ。これだけでも、車内のニオイはある程度薄まる。
すべてのドアを開けた換気画像はこちら
が、しつこいニオイになると、それだけでは済まないだろう。ここで、強い芳香剤を使えばニオイが気にならなくなるのでは……と思ったら大間違い。かえって車内に染みついたニオイと混ざり合い、クルマ酔いとは無縁の大人でも気もち悪くなる可能性があるのだ。
ところで、車内に漂うニオイの原因はどこに潜んでいるのだろうか。そのひとつがエアコン内部。1年以上交換していないエアコンフィルターを交換すれば、エアコン作動時のカビ・タバコ臭がほぼなくなるはずだ。エアコンフィルターの交換は1年または1万kmが推奨されているから、とくに臭いが気になる夏前、ジメジメする本格的な梅雨前に交換するといい。
エアコン吹き出し口画像はこちら
ディーラーに頼むとエアコンフィルター代+工賃で高額になる可能性があるのだが、自動車用品店や通販でエアコンフィルターを購入し、自身で交換すれば安く済む。実際、筆者も1年に1度そうしている。通販であれば国産車用なら1000円台からあり、筆者のドイツ車用のボッシュ製高機能エアコンフィルターでも2700円程度だ。
とはいえ、エアコンフィルターの交換だけでは足りない部分もある。エアコン吹き出し口のルーバーに溜まった、ニオイが染みついたホコリや汚れの除去も欠かせない。重曹クリーナーなどを浸した綿棒で除去するのがいい。ウエットティッシュタイプの重曹クリーナーシートを平べったい板に巻いて拭き取るのもいいだろう。
エアコンルーバー洗浄画像はこちら