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「2年待ち」と言われた車種が「突然納車可能」に! 喜ばしいハズの「納期短縮」で新たな問題が発生していた (1/2ページ)

「2年待ち」と言われた車種が「突然納車可能」に! 喜ばしいハズの「納期短縮」で新たな問題が発生していた

この記事をまとめると

■人気車種は相変わらず年単位の納期遅延が発生している

■ディーラーではそれを見越してたとえば「2年先」で乗り替えたいお客に販売することも

■いま納期が突然短縮することもあり本来喜ばしい「短縮」が別の問題を生んでいる

いま半年なら「早期納車」レベル!

 いまどき新車購入を検討する時の大きな“頭痛の種”が、納車まで時間がかかること。発注してから納車まで半年ほどかかったとしても、“許容範囲内”とか“早期納車の範囲内”というのが新車販売現場では、いまどき当たり前のようになっている。

 ただし、新車販売全体で見れば新車の納期遅延は緩やかであるものの改善傾向に向かっているのも確か。しかし、納期が早まっていくのは歓迎すべきことであるが、新たな問題も発生している。

 たとえば、人気ミニバンのトヨタ ノア&同ヴォクシーでは、本稿執筆時点で納期がどうなっているかを調べてみると、HEV(ハイブリッド車)でパノラミックビューモニター装着車となると、2024年秋以降になっているようである。新規登録作業でマゴマゴしていたり、ギリギリ2024年末に新規登録して2024年式として納車されるのは喜ばしいことではないので嫌がる人も多くなりそうなので、納車は事実上2025年式として2025年に入ってからとなるのが現状ではないかとの話もある。

「現場のセールスマンは納車まで2年ほどかかるとして、希望納期の2年前に注文を入れることを勧めているようです。単に“欲しい時期”ではなく、いまどきは残価設定ローンを組んで乗っている人が多いので、完済時期に合わせることもありますが、支払い途中で下取り査定額にて残債を相殺して乗り換えるほうが賢い選択になりますので、下取り査定額で乗っているクルマの残債を相殺できるタイミングには納車が間に合うように注文をもらうようにもしているようです」とは事情通。

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