「これじゃ生活ができない!」 販売は好調なのに新車セールスマンを脅かす深刻な「納期遅延」の影響 (1/2ページ)

「これじゃ生活ができない!」 販売は好調なのに新車セールスマンを脅かす深刻な「納期遅延」の影響

この記事をまとめると

■新車の納期遅延は購入する消費者だけでなくセールススタッフにも影響が及ぶ可能性がある

■販売マージンが貰えず生活が苦しくなっている新車セールススタッフもいる

■生活苦で新車セールススタッフが離職して深刻な労働力不足が起こるかもしれない

納期遅延問題がセールススタッフに深刻な問題を与えている

 なかなか出口の見えない部品供給問題などによる新車の深刻な納期遅延。完成車メーカー工場の操業停止などもあり、新車を契約したのに1年近く納車まで待つことも珍しくないなど、完成車メーカーの苦悩や困惑する消費者といった側面の報道が目立つが、じつはセールススタッフの雇用問題にまで話が発展するかもしれないとの声も出始めている。

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 新車販売の世界では、セールススタッフの販売実績は、受注した車両の登録(軽自動車は届け出)が完了した時点で初めてカウントされる。わかりやすく「ノルマ」という表現が用いられることも多いが、ノルマ達成のために各セールススタッフの販売実績としてカウントされるのは、当該月に登録となった車両の数とするのが大原則。ところが……。

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 毎年9月は事業年度(4月から翌年3月まで)締めでの上半期末となり、「半期決算フェア」などと銘打って各メーカーともに激しい販売合戦を展開し、年間でもっとも新車が売れる3月に次いで新車がよく売れる月とされている。しかし、2021年9月は部品供給問題などにより、完成車の製造は大きなダメージを受け、多くの車種が深刻な納期遅延となっている。受注台数自体は深刻なレベルといえるほど激減したわけでもないのだが、登録が全然間に合わず、自販連(日本自動車販売協会連合会)や全軽自協(全国軽自動車協会連合会)による2021年9月単月の新車販売台数統計は、近年まれに見る低調な結果となった。

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