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オモシロ学生だらけじゃないか! 若者のクルマ離れなんて「ウソ」としか思えないモータースポーツイベントに行ってきた (2/2ページ)

オモシロ学生だらけじゃないか! 若者のクルマ離れなんて「ウソ」としか思えないモータースポーツイベントに行ってきた

この記事をまとめると

■「フォーミュラジムカーナ」と呼ばれる自動車部の学生を対象とした競技が開催された

■会場には多くの学生が機材車や移動用のクルマとして愛車を持ち込んでいた

■西日本大会の会場に集まった自動車部員たちの愛車を紹介する

西日本の自動車部員たちが愛車を持って集結!

 本サイトで何度か紹介している「フォーミュラジムカーナ」と呼ばれる、全国の大学自動車部の部員たちを対象とした新しいモータースポーツカテゴリー。詳しいことは割愛するが、このシリーズは「車両」「タイヤ」「オイル」「工具」といった、使用される道具すべてが協賛企業から貸し出されたモノで戦うという、完全なイコールコンディションが特徴となるモータスポーツだ。

 車両メンテナンスもメーカーによって行われているので、マシンに個体差がない。よって、完全に学生の実力だけで戦うことになる。普段は学校ごとにコンディションが違う自動車部の部車で戦っている学生たちにとって、この大会のコンセプトは開催前から非常に評判が高かった。

 さて、少し説明を挟んだとことろで本題に移ろう。この「フォーミュラジムカーナ」という大会は、前述したとおり”自動車部”の”学生”が参加している。数多にサークルがあるであろう大学という環境において、このご時世に”自動車部”をわざわざ選ぶというのは、将来有望な変態(褒め言葉)の集いでもあるとも言えよう。

 また、免許を取って約9年間ずっとクルマを趣味にしてきた筆者からしたら非常に親近感の沸く人たちでもある。世のなかもっと楽しいことがあるなか、「金がかかり」「汚くて」「キツい」と、3Kが揃っているわりと最悪な趣味がこのクルマという世界(でも楽しい!)なのだ。

 今回は、7月上旬に開催されたフォーミュラジムカーナの西日本大会に取材へ訪れた筆者が、会場で目に止まった将来有望な若人たちに愛車を熱烈に語ってもらったので一挙に紹介しよう。クルマを持ってる人はきっとわかってくれるであろう意見が飛び交ったほか、クルマを持ってない人はきっと欲しくなるような話が掘れば掘るほど出てくる。若人の熱意、覚悟してごらんあれ!

大分大学:立花義鷹さん 4年生(日産 マーチ)

 まず声をかけたのは、「俺を取材しろ!」との勢いでやってきた立花さん。と、いうのは嘘で、どうやら彼、自動車のメディアに興味があったそうで、筆者のところにわざわざやってきてくれたというイマドキ珍しい若者であった。じつは彼、生まれも育ちも関東なようだが、学科などの関係もあってはるばる大分県の名門大学まで通うことにしたそう。そんな彼は、大分から鈴鹿ツインサーキットまで、仲間を乗せて自走でやってきたそうで、そのアシ車はK13型のマーチだった。

 ほかにもクルマを持っているようで、聞いたところアルファロメオ147、プジョ−307SW、スズキ・スイフトスポーツ(HT81S)と大富豪(!?)。同時になんとなく好きな方向性が読めてしまったぞ!? ちなみにマツダのロードスターも大好きなようで、少し前まで所有していたとか。今回の愛車のマーチは、アシ車的な役割もあるようで、カスタムしている場所はブラックレーシングのアルミホイール程度。

 2011年式でありながら、20万円もしないような価格で手に入れたコスパの良さもお気に入りポイントだ。当日はドライバーとして参加していた。

大分大学:足立智紀さん 3年生 (マツダ・アクセラ)

 同じく大分大学所属の足立くん。彼もなんと生まれは関東で実家も東京都なんだという。大分にどんな魔力があるってんだ!? 唐揚げか? 温泉か? そんな彼の愛車はマツダ・アクセラ。もともとお父さんがダートトライアルなどをやっていたことから、小さい頃からクルマが好きだったとのこと。このクルマは最初、家族で使っていたクルマだったようで、そのまま親から受け継いだそう。ちなみに家族車であったといいながら、アクセラのセンターコンソールにはMTのシフトノブが生えていた。

 それほどカスタムはしていないと言いながらも、MAZDA3純正アルミホイールを流用していたり、RS-R製のローダウンスプリングを組んでいたりと、ツボを押さえたカスタムも楽しんでいるそう。わかる人にはわかるいぶし銀な1台だ。

 先述の立花くん同様、足立くんも当日はドライバーとして参加していた。将来は教員をしたいとのことだ。ぜひひとりでも多くの学生をこっち側の世界に引き摺り込んで欲しいと願っている。頼んだぞ!

名古屋大学:福田祥之さん 4年生(トヨタ・ヴィッツ)

「いかにも自動車部員!」なオーラを醸し出して現れたトヨタ・ヴィッツのオーナーは、当日もドライバーとして参加し、見事決勝大会へと駒を進めた名古屋大学の福田さんだ。じつは、話を聞くとよくいる生粋のクルマ好きではなく、大学1〜2年のころに他大学のクルマ好きの友人が乗っていたトヨタのAE111レビンで、最寄り駅まで送迎してもらった際に、「MT車格好いいじゃん!」と感動してしまい、こちら側へきてしまったという結構珍しい人種。だいたいのクルマ好きは「子どもの頃からミニカーで遊んでて」「ゲームをしてて」「親がクルマ好きで」というのが多いのだが……。

 そんな彼の愛車はこのやる気満々なトヨタ・ヴィッツだ。まだまだ街で見ることが多い不朽の名車でもある。このヴィッツを選んだ理由は、「形が好きで、安くてパーツがたくさんあるから」という凄く現実的な理由。事実、このヴィッツと同型の車両を使って競技をしているOBが多いほか、部室の裏にも部品取り車が転がっているようで、パーツには困らないという。

 自慢のポイントはこの黒いボンネット。じつはこれも競技車両から譲ってもらったパーツとのことで、年季が入っている一方で、縁起物的な意味も持たせているそう。

 そのほか、開け閉めだけできるリモコンのみになったキーや、買ったときからなぜか塗られていた赤いインパネの化粧パネルなど、クセの塊であるヴィッツ。

 将来はホンダ・インテグラタイプR(DC2)に乗りたいそうだ。ぜひVTEC沼へお越しあれ! 歓迎しますぞ〜。

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