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韓国製のGM車がアメリカで売られているけどアメリカ人はおかまいなし! 「生産国」にこだわるのは日本人の特性 (2/2ページ)

韓国製のGM車がアメリカで売られているけどアメリカ人はおかまいなし! 「生産国」にこだわるのは日本人の特性

この記事をまとめると

■GMは韓国でも製造している

■韓国製のGM車がアメリカで販売されることもある

■日本のアメ車ファンは「MADE IN USA」に執着する人が多い

韓国にはGMコリアが存在する

 GM(ゼネラルモーターズ)のビュイックやシボレーのコンパクトサイズモデルのなかには、韓国製のモデルがある。韓国には「GMコリア」というものがあり、ここで生産されアメリカへ輸入されているのである。

 歴史的背景は長いのだが、端折って紹介すると、そもそも韓国メーカーの大宇自動車が2000年に破綻した。そしてGMが大宇自動車の大部分を買収してGM大宇自動車技術を発足させる。ちなみに大宇自動車はトラック&バス部門もあったのだが、こちらはインド・タタモータースに買収されている。しばらく、大宇ブランドは韓国国内で残るが2011年に廃止、そしてGM大宇自動車技術も「GMコリア」となっている。

 2011年に日本に輸入されたクロスオーバーSUVとなるシボレー・キャプティバもGMコリアで生産されたクルマであった。

 筆者はアメリカ車好きでもあり、北米国際オートショー(通称デトロイトショー)のような、アメリカのオートショーに出かけたときには、展示してあるアメリカンブランドモデルの原産地を調べたりもしている。GM車は運転席のドアを開け、ドア側のヒンジ部分に、アメリカ国内やカナダ、メキシコ生産の場合はそれぞれの生産工場ごとのステッカーが貼ってある。

 このステッカーがない車種はGMコリア製と考え、今度は運転席ドアを開け、Bピラー下部にあるコーションプレートを見て最終的にGMコリア製であることを確認している。

 デトロイトショー2023の会場内では、ビュイック・アンコールと同エンビスタ、シボレー・トラックス、同トレイルブレイザーがGMコリア製であることを確認できた。

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