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いち早く市販化を切望! ジャーナリストがJMSで見つけた「現実味のある」BEVコンセプト5台 (1/2ページ)

いち早く市販化を切望! ジャーナリストがJMSで見つけた「現実味のある」BEVコンセプト5台

この記事をまとめると

■ジャパンモビリティショーではEVのコンセプトカーが数多く出展された

■市販化に期待が持てそうなEVを5車種選定

■アウトドアや物流シーンがガラリと変わるかもしれない

今回のショーはEVが目白押し!

 コロナ禍を経て、4年ぶりの開催となった東京モーターショー、いや、名称改め「ジャパンモビリティショー2023」の会場は、まさに「EV祭り!!」といった様相だった。しかも、あくまでスタディカーで、実現不可能と思えるコテコテのEVコンセプトカーだけでなく、「もしかすると近い将来、JMSでのコンセプトカーをベースにした市販車が出てくるかも?」と思わせる、期待膨らむEVコンセプトカーも存在した。2030年には電動車の新車ばかりになると予想されているだけに、それまであとたった7年、JMSのコンセプトカーが近々、現実のものになる可能性は捨てきれない、というわけだ。

 その筆頭が、ホンダのブースにあった「サステナ・シー・コンセプト」だ。ヘッドライトや台形スタイル、赤のボディに黒のバンパーなど、1981年に発売され、大きな話題を呼んだ初代ホンダ・シティを思わせ、2輪の「ポケット・コンセプト」と同時に出展されているところも、初代シティ+モトコンポの組み合わせを思い出せば、シティの近未来版EVと思えて当然だろう。開発陣も初代シティをヒントにコンセプトカーとして仕上げたことは間違いないところ。

 現代のホンダ・シティはコンパクトセダンタイプ(グレイスのような)がアジア市場で存在するが、日本ではホンダeに続くコンパクトEVモデルとして、水面下で開発が進んでいるとうれしい。EVのコンパクトカーと車載可能な2輪の組み合わせは、他メーカーではなかなかできないホンダならではの企画とも言えるのだ。

 JMSでほぼ市販車のスペーシア・コンセプトとスイフト・コンセプトを発表したスズキには、スズキ得意の軽自動車のジャンルのEVが参考出品されていた。その名はeWX。スズキも2030年に向けてクルマの電動化を加速しているところだが、eWXはまさにスズキの軽自動車の代表格の1台となるワゴンRのEV版と見ていいかも知れない。

 スタイリングはともあれ、いまでは日産サクラ、三菱eKクロスEVが独占状態の軽EVの土俵に、軽自動車メーカーでもあるスズキが参戦しないわけがなく、2030年までには間違いなく登場しそうな現時点でのコンセプトカーの1台と考えていいだろう。

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