
この記事をまとめると
■物流について詳しく知らないという人は多いだろう
■そこで筆者が港に行って物流の原点を観察してみた
■神奈川県川崎市の東扇島で見た景色や学んだことをリポート
「物流」について知るべく東扇島に潜入!
物流という言葉は知っていても、意外とその実態を知らないという人は多いはず。街で見かけるトラックは何かを運んでいるけれど、どこからくるのか? どこで荷物を受け取るのか? そんな疑問の答えがあるのはどこだろうと考えたとき、思いついたのが「港」だった。さっそく物流の要である「港(埠頭)」へ出向いて、物流の原点を観察してみた。
港に着くと独特の景色が出迎えてくれた
港や埠頭と考えて思いついたのは神奈川県川崎市にある東扇島だ。川崎といえば日本有数の工業地帯であり、ここなら物流にまつわる発見も多いだろうと、さっそくクルマで向かうことにした。
この東扇島へ行くには川崎港海底トンネルを通らないといけないのだが、乗用車、トラックはもちろんバイクや歩きでも通行することができるので、興味のある方は以下のサイトを参考にしてほしい。
(https://www.city.kawasaki.jp/580/page/0000137966.html)
まずはこの川崎港海底トンネルを目指すのだが、埠頭に近づくにつれ独特の景色が歓迎してくれる。国道はトラックで溢れかえり、乗用車を見つける方が難しいほどだ。また、国道沿いに鉄くず買取のお店などもチラホラ増えてくるのも埠頭が近いことを感じさせてくれる。
さらに、一般的な家屋やお店が減ってくると、まさに「工業地帯です!」といわんばかりの配管むき出しエリアに突入する。そして海底トンネルを抜けると窓がない巨大な建物が出迎えてくれる。ここが東扇島だ。
物流で働く人、トラック、フォークリフトたち
埠頭に着いてまずはひとまわりして様子を観察してみたところ、さまざまなトラックが行き来するのはもちろん、多くの人が荷物を運びこんだりトラックの誘導をしていたりと、まさに物流の拠点だと感じることができた。それと同時に天高く積み上げられたパレットの数、そして絶え間なく動き続けるフォークリフトの台数は埠頭ならではの光景といえる。
ただ、トラックが走りまわっているし、つねに作業が行われているのに、それほど騒がしくない。うるさいどころか、静けさを感じるほどだ。海が近いからか、それとも訪れたのが平日の午後2時ごろというのも関係しているのか。とにかく港はあまり雑音がなく、いたって静かだった。
港といえば輸出入! 新車がずらっと並ぶヤードも発見
そして、スバルの新車ヤードを発見。大きくロゴマークが書かれた建物と、ずらっと並ぶ新車たち。そのうしろには巨大な船。これから積み込まれるであろう新車たちが何百台も整然と並べられている光景も埠頭ならではだ。訪れたときに積み込みなどは行われておらず、大きめのキャリアカーがときおり出てくるくらいだった。