
この記事をまとめると
■日産の新型マイクラはルノー5 E-TECHとの姉妹車だ
■ルノー5 E-TECHの雰囲気はありながらも日産独自のデザインとなっている
■歴代モデルの可愛いイメージを継承している
ルノー5とマイクラの違いを徹底観察
5月21日に発表された日産の新型マイクラが話題です。以前からヘッドライトなど部分写真は公開されていましたが、いよいよ満を持しての全面公開となった次第。で、そのスタイルは一見して先行したルノー5 E-TECHと姉妹関係であることがわかりますが、では違いは一体どこにあるのか? さっそく公開された写真からチェックしてみましょう。
●ほぼ同じボディに施された独自性とは
全長3920mm×全幅1770mm×全高1500mmのルノー5に対し、全長4m未満、全幅1.8m未満とするマイクラはほぼ同一サイズだし、2540mmのホイールベースに至ってはまったく同じ。おまけにルーフラインやサイドウインドウグラフィックも「そのまんま」に見えるので、こりゃ文字どおりの姉妹車というワケ。
そんななかでも、パッと見で目に飛び込んでくる特徴がまん丸なヘッドライト。外形的にデイタイムランニングライト? と思わせる形状ですが、4代目までの可愛いイメージを取り入れたのは巧いところで、ここは日産欧州スタジオの腕前ということでしょうか?
ただ、ライトの形状こそ異なるものの、ルノー5もフロント部は緩やかな広めの面をもっており、そこに大きな丸を置くことができたので、フロントの造形自体を大きく変更したワケじゃなさそうですね。
それに対し、テールランプ周辺は結構な変更があります。そもそも縦長とまん丸では形状自体もまったく違うのですが、マイクラの場合その大きな円形ランプを置くため、ピラー下からリヤフェンダーを大きく張り出させているんですね。だから、真後ろから見るとリヤガラス直下から張り出しが強く、若干腰高だけど安定感が強いんです。
リヤガラスも、丸いランプにあわせて下側の角がナナメにカットされているなど、細かい差異も見所ですね。