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どんどんクルマがデカくなって3ナンバーだらけの現状にもの申す! 日本はやっぱり5ナンバーサイズが合っているワケ (1/2ページ)

どんどんクルマがデカくなって3ナンバーだらけの現状にもの申す! 日本はやっぱり5ナンバーサイズが合っているワケ

この記事をまとめると

■5ナンバー車は新車購入時の選択肢が減っている一方で登録済み普通車の45%を占める

■日本国内の道路事情や駐車環境によりいまだに5ナンバーが好まれるという事情がある

■5ナンバー車の選択肢減が軽自動車へ目を向けさせることにもなっている

根強く残る5ナンバー車待望論

 日本特有の車格である5ナンバー車は、新車購入に際して選択肢が減っている。一方、今年2月末時点の国土交通省による統計では、乗用車の自家用での保有台数は、5ナンバー車となる小型で約17万台、3ナンバー車の普通車で約21万台とある。つまり、45%近くは5ナンバー車なのだ。

 ちなみに、乗用車を営業に利用している台数は、5ナンバーの小型車が約14万台で、3ナンバー車の普通車は6万台以下だ。営業用となれば、車両価格や燃料代などの経費が重視されるので、小型車が2.5倍近く使われている理由がわかる。加えて、仕事で毎日のように使う営業車であれば、取りまわしのよい小型車が好まれるところもあるだろう。

 ちなみに軽自動車の保有台数を確認しておくと、乗用が約23万台、営業用が約1万9000台だ。そして、保有台数全体の比率でいうと、約37.7%が軽自動車になる。その軽自動車を含めた総数での5ナンバーの小型車比率は、27.8%である。保有台数の3分の1以下であるとはいえ、まだまだ需要のある5ナンバーの小型車の選択肢が限られることが、軽自動車への移行を促しているのではないかとの見方もできる。

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