
この記事をまとめると
■フロント・リヤバンパー刷新でデザインと空力性能を両立
■新色追加とルーフ色変更で全12パターンの外観を用意
■燃費28.2km/Lでクラス最高水準を実現し最新の安全装備も用意
軽自動車の大定番が堅実に進化
スズキは、軽乗用車「アルト」の一部仕様変更を行い、2025年7月22日より発売する。今回の変更では、楕円形をモチーフとした親しみやすいデザインを継承しつつ、フロントおよびリヤバンパーの形状を変更し、ルーフエンドスポイラーを新たに追加した。これにより、外観の充実感を高めながら空力性能も向上させ、ガソリン・ハイブリッド軽自動車クラスにおいて最高水準となる28.2km/Lの燃費性能を実現している。
ボディカラーについては、モノトーンに「テラコッタピンクメタリック」を追加し、2トーンルーフ仕様には「フォギーブルーパールメタリック」「シフォンアイボリーメタリック」「ノクターンブルーパール」の3色を新たに設定した。また、2トーンのルーフ色を従来のホワイトからソフトベージュとブラックに刷新し、全体でモノトーン8色・2トーン4色の計12通りのバリエーションが用意されている。
安全性能の面では、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートII」を標準装備し、車両・歩行者・自転車・自動二輪車の検知や交差点での対応が可能となった。そのほか、低速時の前進・後退ブレーキサポート、車線逸脱抑制機能、信号変化にも対応する発進お知らせ機能、フロントパーキングセンサーなど、最新の予防安全技術を網羅している。
さらに、ルーフエンドスポイラーの追加などにより空力性能を最適化し、燃費性能を一段と高めた。上級グレードのHYBRID Xには、本革巻ステアリングホイールやメッキ仕上げのインサイドドアハンドルを採用し、内装の質感を向上させている。また、スズキコネクトにも対応し、緊急通報機能やリモートエアコンなどのアプリ機能が利用可能となった。
アルトは、経済産業省と国土交通省が推進する「サポカーS ワイド」や、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)」の認定にも該当しており、安全・快適・経済性を高次元で融合させたモデルとして、今後も軽自動車のスタンダードとして存在しつづけるだろう。
価格は税込114万2900円〜158万9500円。