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なんと24回もチャンピオンになったレジェンド! 山野哲也選手に「ジムカーナ」の魅力を直撃したらクルマ好きなら「やらなきゃ損」な競技だった (1/2ページ)

なんと24回もチャンピオンになったレジェンド! 山野哲也選手に「ジムカーナ」の魅力を直撃したらクルマ好きなら「やらなきゃ損」な競技だった

この記事をまとめると

■全日本ジムカーナ選手権の第5戦「北海道オールジャパンジムカーナ」が開催された

■ジムカーナ界のレジェンドである山野哲也選手にその魅力を聞いた

■ジムカーナの魅力はやっぱり運転がうまくなるということ

ジムカーナの魅力ってなんだ?

 全日本ジムカーナ選手権の第5戦「北海道オールジャパンジムカーナ」が6月21〜22日、北海道砂川市の「オートスポーツランドスナガワ」を舞台に開催。第1ヒートは雨/ハードウエット、第2ヒートは曇り/セミウエット&ドライといったように異なるコンディションとなったが、それでも各クラスで激しいタイム争いが展開された。

 それにしても、事前にコースを覚える完熟歩行を行なったあと、わずか2回のタイムトライアルでリザルトを決するジムカーナ競技は、極めてシンプルなカテゴリーだ。それゆえにステップアップするに従って、奥の深さを体験することになるのだが、マシンに関してはロールケージやガード類が不要で、ほぼノーマルの状態でも参戦可能になっていることから、やはり、ジムカーナはほかのカテゴリーよりも敷居が低く、モータースポーツの入門に最適なカテゴリーだといえるだろう。

 つまり、ジムカーナに関しては、ロードスターやGR86/BRZなどのFRスポーツ、GRヤリスなどの4WDスポーツ、さらにスイフトやヤリスなどのFFモデルまで、自分の愛車で公式戦に参戦可能で、ワイディングやサーキットのスポーツ走行と違って緊張感のあるタイム争いを体験可能だ。

 というわけで、ここでは全日本ジムカーナ選手権で24回のチャンピオン経験をもつレジェンド、山野哲也選手を直撃。第5戦の北海道ラウンドの会場で、ジムカーナ競技への参戦に必要な準備、そしてジムカーナ競技の魅力について伺ってみた。

──まず、ジムカーナを始めるにあたってソフト面で必要なものは何がありますか?

山野選手:競技にもよりますが、JAFの公式戦に参戦する場合は国内B級ライセンスが必要になります。あとはドライバーに関する準備としてはいわゆるレーシングギアが必要です(注:全日本選手権はヘルメット、レーシングスーツ、レーシンググローブ、レーシングシューズの着用が義務付けられている)。

──クルマに関してはどうなんでしょうか?

山野選手:規定に合わせなければいけないけれど、基本的にはノーマルのままでも競技に出場できますよ。

──たしか、牽引フックをつけるとか、そういうレベルの話ですよね。そうやって考えると、やはりジムカーナは敷居が低いですよね。

山野選手:同じ入門カテゴリーでもレース競技ではロールケージやシートベルトなど安全面で装備しなければならない部品が多いので費用がかかってしまう。でも、ジムカーナはそこまでの費用をかけずに手軽に参加できますからね。そこが最大のメリットです。

──なるほど。とはいえ、競技に出るようになって、ある程度、スキルアップをしてきたら、それに応じて必要な部品が出てきますよね?

山野選手:そうですね。より高いレベルになってくると、ブレーキパッド、あとはダンパーとスプリングです。この3点は必要になってきますし、うまくなればなるほど、コーナリング時にGがかかるので、バケットシートと4点式以上のシートベルトが必要になってくると思います

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