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ガソスタも充電ステーションもイマイチ整備されないベトナムの主流はまだ2輪! 果たして普及するのはEVかエンジン車か? (1/2ページ)

ガソスタも充電ステーションもイマイチ整備されないベトナムの主流はまだ2輪! 果たして普及するのはEVかエンジン車か?

この記事をまとめると

■ハノイ中心部ではガソリンスタンドが少なく給油事情が見えにくい

■二輪が主力の交通手段で独自の免許制度や給油文化が存在する

■BEV普及が進むもICE車が主流で政府は今後の整備に苦心するだろう

独特さをもつベトナムの給油事情

 ベトナムの首都であるハノイの中心市街地を歩いていても、ガソリンスタンドを見かけることがなかった。二輪車も目立ち、四輪車も多く街なかを走っているのに、「どこで給油しているのかな?」という素朴な疑問が湧いた。とはいえ、いまどき東京都内でも都心部でガソリンスタンドを探すのは結構大変なことになってきているので、ハノイが特別というわけでもないのかもしれない。

 中心市街地から高架運行部分のみが開通している地下鉄に乗り、市街中心部の始発駅から郊外へ向け数駅先にある新市街地のような場所を歩いていて、初めてガソリンスタンドを発見した。敷地内には四輪車と二輪車の販売ディーラーが同居しているという、日本人から見れば変わった組み合わせでガソリンスタンドが営業していた。日本でもコーヒーチェーンや、大手コンビニエンスストアなどを併設しているガソリンスタンドはあるが、新車ディーラーとの併設は聞いたことがない。調べてみると、最近郵便局が併設されたガソリンスタンドが開業して話題となっているようである。

 ハノイを訪れたのは6月中旬、気温は暑くても30度を少々超える程度なのだが、とにかく湿度が高く、外で立っているだけでも汗があふれ出てきてしまう嫌な暑さであった。そんなハノイ市内を徒歩で移動していると、バイクタクシーが「乗っていかないか」と近寄ってくることが多い。ハノイ市内は歩道の整備が進んでおらず、歩道があっても二輪車や四輪車の駐車が多く歩きにくいこともあり、徒歩で移動するひとはあまり見かけず、比較的近距離でもバイクタクシーで移動しているようである。

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