
この記事をまとめると
■全日本ラリーに出場する小川由起選手は仕事・子育て・ラリーと精力的に活動中
■ドライバーとコ・ドライバーの両方をこなす実力派で着実に成長している
■実力も確かで今後の戦績にも期待だ
マルチすぎる活躍を見せる女性ドライバー
全日本ラリー選手権では近年、女性ドライバー/女性コ・ドライバーが最前線で活躍している。彼女たちの多くは仕事、あるいは仕事をしつつ主婦として家事をしながら、時間を調整して国内最高峰のラリーシリーズにチャレンジしているが、そこに「子育て」を加えたママさん選手も奮闘していることをご存じだろうか?
チャンピオン経験もあるベテランドライバー、曽根崇仁選手のコ・ドライバーとして、JN-3クラスにトヨタGR86で挑む小川由起選手は、オーダーメイドのインソールの販売を手がけながら、3児の母として家事と育児を実施するなど、まさに「三足のわらじ」状態で活動している。
ちなみに、小川選手はTGRラリーチャレンジにドライバーとしても参戦しており、全日本ラリー選手権の第1戦「ラリー三河湾」と第4戦「モントレー」にはトヨタ・ヤリスを武器にドライバーとしてJN-5クラスに参戦。モントレーではクラス6位入賞を果たすなど、マルチな才能を見せている選手だ。
というわけで、7月4~6日、北海道虻田郡ニセコ町を舞台に開催された第5戦「ARKラリー・カムイ」で、三足のワラジを履く小川選手を直撃。ラリー活動はもちろん、仕事や家庭の話についても根掘り葉掘り聞いてみた。