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シミュレーターでブレーキパッドのフィーリングが試せる!? 老舗ブランドWinmaXブースが走り好きは必見のブース【AMA2025】

シミュレーターでブレーキパッドのフィーリングが試せる!? 老舗ブランドWinmaXブースが走り好きは必見のブース【AMA2025】

この記事をまとめると

■初開催となるオートメッセ in 愛知が開幕

■ブレーキパッドブランドの老舗「WinmaX」がブースを出展

■新製品やブレーキパッドのフィーリングが楽しめるシミュレーターを設置した

ブレーキメーカーの老舗「WinmaX」が出展

 愛知県で初開催となったオートメッセ in 愛知。230以上のブースが出展し、初日から大賑わいとなっている。

 そんな会場内には、アフターパーツメーカーや各種専門店、カーケアブランドなどが出展しているのだが、なかでもユニークだったのが、老舗ブレーキメーカーのWinmaXだ。

 WinmaXといえば、レースやラリーなどモータースポーツ向け製品を開発・製造するために誕生したメーカーで、1984年に創業した日本でもっとも古い、ハイパフォーマンスブレーキ部品ブランドとしてお馴染み。

 そんな同社のブースでは、街乗りユーザーから耐久レースなどの幅広い層から絶大な支持を受けていたARMAシリーズをリニューアルし、2025年1月より新しく始まった「STシリーズ」「MCシリーズ」「FCシリーズ」「ERシリーズ」の4種類と、絶大な制動力とコントロール性を誇る6POTブレーキキャリパーの展示が行われている。

 従来のARMAシリーズは、シリーズ展開が複雑でわかりにくいという声も少なくなかったとのことで、新シリーズでは、「MC(MINI CIRCUIT)シリーズ」、「FC(FULL CIRCUIT) シリーズ」といった形で、わかりやすいものになっているのが大きな特徴。ちなみに売れ筋は「MCシリーズ」「FCシリーズ」とのことで、そのあたりはさすが、走りの分野に強いWinmaXといったところ。

 なお、新シリーズと従来のARMAシリーズとの違いは使っている素材にあるとのこと。ブレーキパッドで使われている資源は年々高価になっていたり、素材の入手が困難になりつつあるという。そういった原材料を見直しつつも従来の性能を維持しているのが新シリーズの特徴だ(FCシリーズのみスペックを若干変更している)。

 さて、そんなWinmaXブースだが、このブースにおいて最大のトピックが「ブレーキシミュレーター」なるもの。最近イベントではこの手の設備を置いている企業が多いが、WinmaXのシミュレーターでは、「純正ブレーキパッド」と「MCシリーズ」の効きや、フィーリングの違いを体験できるという、なんともブレーキメーカーらしい内容に仕上がっている。ちなみにテスト車はGR86となっている。

「所詮シミュレーターでしょ?」と思うかもしれないが、ソフト内で数値や挙動を厳密に設定できることから、かなり実車に近い感覚なんだそう。

 担当の大高さんは、「ブレーキって、使ってみないとわからない領域が多いのでこのシミュレーターは好評です。ABSのバランスまでもがこれでわかるんですよ」と語る。

 ちなみにWinmaXでは、ここ30年から40年ほど前の国産車であればほとんどの車種のブレーキパッドを取り揃えており、在庫がなくても10日〜2週間以内で作ってくれるそう。もし存在しないブレーキパッドでも、モノによってはオーダーにまで対応する懐の深さが自慢なので、ブレーキパッドでもし悩んだらぜひ相談して欲しいとのこと。

WinmaXの公式サイト(スマートフォン・PC対応)から在庫検索などもできるので、購入前に事前に確認できるのも嬉しいポイントだ。なお、現在の売れ筋はGRヤリスやGR86、その次がスイフトスポーツやロードスターと続くという。

 老舗ブランドのWinmaXブース、ぜひオートメッセ in 愛知を訪れる人は覗いてみてほしい。ブレーキに関する悩みごとがきっと解決できるはずだ。

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