
この記事をまとめると
■オートメッセ in 愛知が初開催
■「THE VISIT SUZUKA」ではRECAROシートを展示している
■協力店舗のデモカーも置かれておりクルマ関係の相談も受付中だ
老舗シートメーカーのブースがアツい!
クルマを運転する上で必ず座るシートは、とくに高いクオリティが求められる。実際ここの出来が悪いと、運転中に疲労感が増すのはもちろん、それが災いして移動が苦になり、身体への負担もボディブローのようにジワジワ効いてくる。結果、腰痛が悪化するなんて流れも珍しくない。
そんなシートの世界においてパイオニア的存在なのがご存知RECAROだ。
初開催となったオートメッセ in 愛知では、2024年8月に三重県鈴鹿市でオープンしたRECAROシート専門のショールーム、「THE VISIT SUZUKA (ザ・ヴィジット鈴鹿)」が、会場内でもかなり大きなブースを出展している。世界にひとつしかないという、超巨大なRMSが目印だ。
「THE VISIT SUZUKA」とは、世界初となるRECAROシート専門のショールームとなっており、おもに東海地方や関西地方のユーザーがシートの相談に訪れるそう。なお、ここではシートの販売は行っておらず、あくまでショールームなので、商品の紹介をして、RECAROシートを扱っている専門店を紹介するというのがこの店舗の役割。オープンして約1年で100台以上の相談にのってきたとのことだ。シートは販売していないが、取り付け後の微調整などは承っているとのこと。「かなりフィーリングが変わる!」と評判だ。
そんな「THE VISIT SUZUKA」ブースには、RECAROシートを装着したチューニングカーがずらりと並んでいる。そのクルマはどれも名門が仕上げたデモカーばかり。なぜこういった展示となっているのだろうか?
「THE VISIT SUZUKA」でマーケティングマネージャーを務める前口さんは、「我々はRECAROの良さを知ってもらうためにこの店をオープンさせました。とはいえ、お客さまの愛車や、車種毎にあったシートの相談に乗るには限界があります。なので、1度ここ『THE VISIT SUZUKA』でシートを見て触って相談してもらって、我々がお客さまの住むエリアや車種にあった東海地方のショップを紹介するといった流れです。東海・関西エリアのショップたちをひとつのチームみたいにして、RECAROを売っていくといったイメージですかね。ちなみに、店舗では長いと2時間くらいシート談義をしてますよ(笑)」と店舗の特徴を語る。
そんなRECAROでは、最近RSSという最新シートを発表したばかり。ブース内には20脚以上のシートが置かれていたが、会場では1番の注目アイテムであった。
「RSSは欧州で売っているポディウムというモデルに似てますが、これは日本人を含むアジア人にフィットするように独自開発されたモデルなんです。最近のクルマの特性に合わせて、かなり広い調整幅を設けているのが特徴ですね。硬派に見えるフルバケットシートですが、街乗りユーザー向けの設計です。ちなみに特徴的なデザインのベルトホールは3つありますが、1番下だけしか使えませんのでご注意を」と、新作の特徴を教えてくれた。
「従来のデザインがいい」という人に向けては、RS-Gも併売されるとのこと。こちらはFIA公認モデルなので競技利用もOKだ。