
この記事をまとめると
■千葉ロッテマリーンズにヒョンデがリリーフカーを2台贈呈
■ボディの片側が切り抜かれた特注のIONIQ5だ
■観戦チケットが当たるキャンペーンも開催している
ヒョンデが千葉ロッテマリーンズにリリーフカーを贈呈
「今年もっとも暑い日になる」とかなんとか言われていた8月5日。千葉県のZOZOマリンスタジアムでは、千葉ロッテマリーンズと福岡ソフトバンクホークスの試合が開催された。
平日の夕方という時間帯であったが、子どもや学生は夏休みなせいか、かなり賑わっていた野球場に、なぜWEB CARTOPの編集部員が、それもグランド上いるのか……。その答えは、ヒョンデがZOZOマリンスタジアムを本拠地とする千葉ロッテマリーンズに、IONIQ5を2台提供するとのことで、そのセレモニーが行われたからだ。
「なんで野球チームにIONIQ5を2台?」となるかもしれないが、その役割を聞けば納得なはず。
そう。この車両は主に千葉ロッテマリーンズが、リリーフカーとして使用するためのクルマなのだ。ちなみにリリーフカーというのは、野球好きであればお馴染みの、ピッチャーを乗せてマウンドまで走るあのクルマ。
では、いつ使うのか。例えば、「9回表、千葉ロッテマリーンズがリードしており、この回を抑えたら勝利……」みたいな重要なシーンがあったとする。その際に、最後の抑えの投手がマウンドに上がるときなど、「ここ1番!」のときに使われる(とはいえ野球を知らない人からしたら暗号かもしれない……)。
余談だが、このリリーフカーという単語は和製英語らしく、正式には「Bullpen car」または「Bullpen cart」と呼ぶそう。
リリーフカーは、ブルペンからマウンドまでが遠い球場にしか置かれておらず、日本では「ZOZOマリンスタジアム」をはじめ、「横浜スタジアム」、「阪神甲子園球場」、「エスコンフィールドHOKKAIDO」の4カ所。世界的に見ても廃止の傾向にあるそうで、意外と貴重な存在なんだそう。発祥は阪神公園球場だったらしく、ブルペン(当時あった懐かしきラッキーゾーン内)から、マウントまでの約70mの移動を短縮するためのアイディアだったとか。
ZOZOマリンスタジアムでは、先日までメルセデス AMG SL 43を使用していたが、それがこのたび、IONIQ5にバトンタッチとなったというわけ。当日は、ライト・レフトそれぞれの外野側のから2台が入場してきた。