
この記事をまとめると
■クルマの灯火類にまつわるテクノロジーは日進月歩で進化している
■トヨタは路面に矢印を投影する安全機能「シグナルロードプロジェクション」を初採用した
■アウディやメルセデス・ベンツなども高機能なヘッドライトを開発している
ライトの役割はもはや「照らすだけ」じゃない
その昔、シトロエンDSのヘッドライトがステアリングと連動して、コーナーの先を照らすという技術にしびれた方もいらっしゃるかと。ですが、いまやライトやウインカーにまつわるテクノロジーは隔世の感あり。なにしろ、明るく遠くまで光が届くだけでなく、路面にウインカーやナビのアイコンを投影したり、ヘッドライトが壁面に投影したゲームまで楽しめる時代となったのです。夜のドライブがより安全に楽しめること、喜ぶクルマ好きは少なくないでしょう。
トヨタ・カローラクロス:シグナルロードプロジェクション
コンパクトSUVのトップランナーをひた走るカローラクロスですが、マイナーチェンジによってその商品価値はさらにランクアップした模様。すべてハイブリッドに1本化したり、トヨタ初となる「SNOW EXTRAモード」を搭載したり、とにかく売れるモデルだけあってうれしいトピックス満載です。
とりわけ、国内初となるシグナルロードプロジェクション機能はこれからの日本、いやグローバルに流行るであろうシステムかと。ウインカーレバーを操作すると、フロントターンランプと連動して路面に矢印が投影されるというもので、見通しの悪い交差点や曲がり角で歩行者にクルマの存在をいち早く知らせてくれるというセーフティデバイス。
路面に映る矢印は結構な明るさなので、初めて見る歩行者ならば驚いちゃうかもしれません。ともあれ、これがスタンダードとなれば、出会い頭の事故なんてのも減ってくれることでしょう。