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小粒でスーパースポーツなみにバカっ速なSUV「EX30 クロスカントリー」がマジで凄い (1/2ページ)

小粒でスーパースポーツなみにバカっ速なSUV「EX30 クロスカントリー」がマジで凄い

この記事をまとめると

■EX30はボルボ最小のEVとしてラインアップされている

■伝統のCROSS COUNTRYがEX30にラインアップされた

■専用装備を多数装着している

ついに出たぞクロスカントリーモデル!

 ボルボ最小のBEV(電気自動車)×SUVが2023年に日本に導入されたEX30だ(2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー選出)。当初はサスティナブルとボルボ最先端のテクノロジー&先進性を凝縮した後輪駆動、一充電航続距離560km、総電力69kWhのEX30 Ultra Single Motor Extended Rangeの1機種でデビュー。

 ボルボSUV最小のボディサイズは全長4235×全幅1835×全高1550mmと、日本の道でも扱いやすさ抜群かつ、立体駐車場への入庫も容易で、洗練されたクリーンなエクステリア、スカンジナビアンデザインがちりばめられたインテリア、そしてGoogle搭載によるデジタルライフにも対応した使い勝手が光る1台だった。

 そんなEX30は2026年モデルでラインアップを拡大。いままでは以下のようなモデルが揃っていた。
・EX30 Plus Single Motor(479万円:航続距離390km ※これのみリン酸鉄リチウムイオン電池で、ほかはリチウムイオン電池)
・EX30 Plus Single Motor Extended Range(539万円:航続距離560km)
・EX30 Ultra Single Motor Extended Range(579万円:航続距離560km)
・EX30 Ultra Twin Motor Performance(629万円:航続距離535km ※4WD)

 そして、新たな車種として、上記のラインアップに
・EX30 CROSS COUNTRY Ultra Twin Motor Performance(649万円:航続距離500km ※4WD)
が追加され、全部で5モデルが揃うことになった。

 なお、EX30は従来のオンライン販売をやめ、ボルボディーラーでの販売に変更されている。ちなみに0-100km/h加速は上から順にそれぞれ、5.7秒、5.3秒、5.3秒、3.6秒、3.7秒と、Twin Motor Performanceがスポーツカー並みの速さで圧倒する。※航続距離はWLTCモードによる

 今回、EX30の2026年モデルが上陸したのを機に、待望のクロスカントリーモデル、EX30 CROSS COUNTRY Ultra Twin Motor Performance(以下:EX30CROSS COUNTRY)に試乗した。CROSS COUNTRYは2年前にイタリア、ミラノで発表されたモデルだが、EX30との違いは少なくない。

 たとえば、エクステリアでは専用フロントシールドが特徴的で、スウェーデン最高峰の山、ケブネカイセ山の地形をモチーフにしたトボグラフィーパターンが描かれている。

 前後バンパー下にはウェイバーグレーインサートと呼ばれるリップが、リヤバンパー下にはCROSS COUNTRYのロゴ入り専用ロアバンパーを専用装備。CROSS COUNTRYモデルのお約束といえるホイールアーチエクステンション(これによって車幅は1850mmになる)やCピラーのCROSS COUNTRYロゴプレートの追加によってEX30にタフネスさが与えられている。

 さらに、ノーマルよりソフトな乗り心地と悪路走破性にこだわった、CROSS COUNTRY専用のアンチロールバー、スプリングを柔らかくしたサスペンションを装備。19インチの専用アルミホイール&235/50R19サイズのサマータイヤによって、最低地上高が+20mmの195mmにまで高められている(EX30は175mm)のが、クロスカントリーモデルらしさ。同時に、全高は+15mmの1565mmとなった。

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