
この記事をまとめると
■世界では魅力的なEVミニバンが登場している
■車内が豪華な仕立てになっているのが特徴だ
■商用バンにEVが設定されたことによりミニバンに流用される可能性もある
世界で注目を集めるEVミニバンたち
目ざといクルマ好きのなかには、すでにミニバンはオワコンと見ている方もいらっしゃるかと。ですが、ついに国内導入がなされたID.Buzzを筆頭に、魅力的なミニバンが次々と生まれているのです。しっかりとEV人気を味方につけたトレンドで、今後のニューモデルからは目が離せそうにありません。最新のEVミニバン、これから登場しそうなモデルを並べてみましょう。
ID.Buzz
いうまでもなくフォルクスワーゲンが往年のワーゲンバスをオマージュしたEVミニバン。先ごろ、日本国内にも導入され、888万9000円(Pro/6人乗り)という価格ながら飛ぶように売れているというEVミニバンのトップランナーに違いありません。
レトロ路線で新鮮味あるスタイリングだけでなく、524kmという航続距離やRWDというパッケージを活かした小まわり性能など、VWらしい完成度にもご注目。また、同社のEV専用モジュラープラットフォーム「MEB」による拡張性もさまざまな派生モデルを予感させてくれるもの。現に、コンセプトモデルとしてロングホイールベースの「カーゴ」や商用向け「AD」などが発表されており、ミニバンならではのマルチな活躍が期待できそうです。
メルセデス・ベンツ ヴィジョンV
ドイツ製の質実剛健さが売りだったメルセデス・ベンツのVクラスも、時代の要請に応えたかのように進化を遂げました。先ごろ発表されたヴィジョンVは、「高級ミニバンはウチに任せろ」といわんばかりのリッチ&ゴージャスな仕上がり。高級ミニバンをリリースしているレクサスやボルボが蒼ざめることしきり、かもしれません。
リヤシートにプライオリティを置いた4人乗りプロポーザルモデルながら、リヤに65インチのインフォテイメントスクリーン、運転席もほぼ全面にTFTスクリーンを設定し、イルミネーションはもはやテーマパーク並み。
高級ミニバンのトレンドとして巨大なボディとロングホイールベースが目立つヴィジョンV、その市販モデルは2026年が予定されており、航続距離は300km、4輪駆動となることが発表されています。