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プロはどうやってペダルを踏んでシフトを動かしてる? 全日本ジムカーナで3名のトッププロから「使っているテク」を聞き出した (2/2ページ)

プロはどうやってペダルを踏んでシフトを動かしてる? 全日本ジムカーナで3名のトッププロから「使っているテク」を聞き出した

この記事をまとめると

■全日本ジムカーナ選手権・第7戦「スーパースラロームIN久万高原」が開催された

■3名の現役トップドライバーにシフトワークとペダルワークのテクニックを聞いた

■ドライバーごとにテクニックは異なるがどれも正解となるのでスポーツ走行時は参考となる

トップドライバーたちはどのような運転操作をしているのか

 全日本ジムカーナ選手権・第7戦「スーパースラロームIN久万高原」が9月13~14日、愛媛県久万高原町のハイランドパークみかわで開催。各クラスで激しいバトルが展開された。

 それにしても、国内最高峰シリーズということもあって、全日本ドライバーのコントロールは天下一品だ。正確無比の360度ターンは見ているだけでも楽しめることから、まさにジムカーナのドライビングはエンターテイメントに値するが、トップドライバーたちはどのようにシフトおよびペダルを操作しているのか?

 近年のレースシーンではパドルシフトやシーケンシャルのレーシングカーが主流になっており、Hパターンのマニュアル車両が活躍するカテゴリーは、ラリーやジムカーナ、ダートトライアルに代表されている。なかでもストレートが短く、360度ターンが設定されるジムカーナは、ステアリングワークに加えて、もっともシフトワーク&ペダルワークが忙しい競技といえるだろう。というわけで、スーパースラロームIN久万高原にチャレンジしたチャンピオン経験者たちに、磨き抜かれたシフトワーク&ペダルワークの方法を直撃した。

 まずはトヨタ・ヤリスを武器にPN1クラスで活躍する朝山崇選手で、「基本的に左足はフットレストに置いた状態で、クラッチを切るときだけ、足前底で踏み込んでいます。左足ブレーキを使わずに、右足でアクセルとブレーキを踏んでいますが、同時に踏むときは『トゥ&トゥ』の状態で踏んでいます」とペダルワークを解説。

 さらに、シフトワークについては、「最初はシフトを握って自分の力でHパターンを動かしていたんですけど、1速から4速に入ったり、4速から1速に入ったりとミスが多かったので、いまは力を入れてシフトを握っていないし、動かすときも必要な力しか入れていません。たとえば、2速から3速にいれるときは、ニュートラルへ自然に戻ってから3速へ押す感じです。1速から2速と、3速から4速は動く軌跡は同じですが、力の入れ方は違います」とのことだ。

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