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スーパーカーとは対極の存在のハズがドル箱に! スーパーカーメーカーが「アイデンティティ捨てずに」手がけたSUV6台 (1/2ページ)

スーパーカーとは対極の存在のハズがドル箱に! スーパーカーメーカーが「アイデンティティ捨てずに」手がけたSUV6台

この記事をまとめると

■スーパーカーを手掛けるメーカーから相次いでSUVが登場している

■大きな転機となったのはポルシェから登場した初代カイエン

■スーパーカーブランドの名に恥じないハイパフォーマンスモデルとなっている

スーパーカーメーカーが手掛ける個性派SUVたち

 スーパースポーツカーメーカーからSUVが登場することなど、かつては想像することさえできなかっただろう。ちなみにSUVとはスポーツ・ユーティリティ・ビークルの略であるが、SUVにおけるスポーツとは、走りそのものを楽しむという意味ではなく、それによってアウトドアのスポーツレジャーも楽しめる機能性をもつということを表していた。スーパースポーツカーメーカーにとってSUVは、かつてはまったく無縁の存在であったのだ。

 だが1990年代にSUVの人気が高まり、市場でより高級でかつ高性能なSUVが求められるようになると、SUVの存在はスーパースポーツカーメーカーにとっても見逃せないものとなっていく。最初にその動向に注目したのはポルシェで、2002年に発表された「カイエン」は、5ドアボディを採用したことによる実用性に加え、それまでのポルシェと変わることのないスポーティな走りが実現されていたことで、カスタマーから高い支持を得たのだった。

 ちなみにカイエンは現在まで3世代にわたって進化を続けているが、その圧倒的な人気は2013年によりコンパクトな「マカン」が生み出される追い風ともなった。

 このポルシェ・カイエンの成功は、当然のことながらほかのスーパースポーツカーやラグジュアリーカーを生産するメーカーにも魅力的なものに映ったのだろう。2010年代を迎えるとさまざまなSUVが、彼らのもとから誕生していくようになる。2016年にはマセラティから2011年に発表されていたコンセプトカーの「クバング」の生産型となる「レヴァンテ」が登場。

 当時のマセラティはフェラーリと密接な関係にあったこともあり、近い将来フェラーリもSUVに参入するのか、あるいはSUVの市場はマセラティに委ねるのかどうかも大きな話題になった。

 ちなみにマセラティは2022年にはさらに小型なサイズをもつ「グレカーレ」をSUVのラインアップに追加。SUVが重要な商品であることを改めてアピールしてみせた。

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