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VWビートルじゃないほうの「BUG」が存在した! 語れればクルママニア確実の「クロフトン・バグ」って一体なにもの? (2/2ページ)

VWビートルじゃないほうの「BUG」が存在した! 語れればクルママニア確実の「クロフトン・バグ」って一体なにもの?

この記事をまとめると

■BUG(虫)といえばフォルクスワーゲン・ビートルが有名だ

■アメリカには「Crofton Bug」と呼ばれる小型車が存在する

■Crosley Motors社の「Crosley Farm-O-Road」がベースとなっている

アメリアにあるもうひとつのBUG

 BUG(虫)といえば、カブトムシことフォルクスワーゲン・ビートル(フォルクスワーゲン タイプ1)の愛称としておなじみなわけだが、アメリカには、フォルクスワーゲン・ビートルとはなんの関係もない「BUG」というクルマが存在していたことを、つい先ほど初めて知った。

 そのクルマの名は1959年から1963年にかけて約250台が生産された「Crofton Bug(クロフトン・バグ)」。

 どことなくミニ モークを思わせるデザインとなるクロフトン・バグの全長は約2300mmで、ホールベースは約1600mm。パワーユニットは排気量約720ccの4気筒OHCで、工場出荷時の定格出力は35馬力だったらしい。トランスミッションは3速MTを採用しており、速度計の目盛りは一応時速60マイル(約96km/h)まで刻まれているが、そこには「時速50マイル(約85km/h)を超えると保証対象外になります」との旨の警告が印刷されている。

 このクロフトン・バグなる超小型車は、カリフォルニア州サンディエゴのトラック&ボートディーラーであるCrofton Marine Engineering社が1950年代後半に「Crosley Farm-O-Road(クロスリー・ファーム・オー・ロード)」という超小型車の権利と設備をCrosley Motors社から購入し、デザインを改良したうえで「クロフトン・バグ」として再発売したもののようだ。

 つまり「クロフトン・バグ」のことを知るには「Crosley Motors社」と「Farm-O-Road」について知らねばならないということで、ちょいと調べてみた。

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