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グループCにLMP1にメディ耐のロードスターまで! 富士モータースポーツミュージアムの期間限定「耐久レース企画」は見逃すとヤバい内容だった (2/2ページ)

グループCにLMP1にメディ耐のロードスターまで! 富士モータースポーツミュージアムの期間限定「耐久レース企画」は見逃すとヤバい内容だった

この記事をまとめると

■富士スピードウェイ内に「富士モータースポーツミュージアム」がある

■館内では企画展「耐久レースと日本 ~クルマを鍛えた進化の足跡~」を開催中

■期間限定で耐久レースにかかわった日本のレーシングカーたちが展示されている

耐久レースにスポットを当てた展示を開催中

 富士スピードウェイホテル内の1階と2階に位置する富士モータースポーツミュージアムでは、企画展「耐久レースと日本 ~クルマを鍛えた進化の足跡~」が2026年3月末まで開催されている。そして、その企画のなかで、世界のギネスに認められた日本の耐久レースのひとつ、「メディア対抗ロードスター耐久レース」の展示も、2025年11月末まで行われている。今回はその様子を紹介する。

日本メーカーと耐久レースの時代の流れを感じられる企画展

 まず、富士モータースポーツミュージアムでは、自動車が進化した背景にはモータースポーツが重要な役割を果たしていたことが実感できる、特徴的な展示レイアウトが見どころのひとつだ。

 簡単に説明すると、まずエントランスから入ったら、モータースポーツ黎明期からの古いレースカーたちがお出迎え。展示が進むにつれて、それぞれの時代で革新的技術を採用した、象徴的なレースカーが現れてくるといった流れだ。自動車技術の進化を感じ取ることができる。

 そんな自動車技術の進化を語るうえで、耐久レースは外すことはできないカテゴリー。長時間をハイスピードで走る耐久レース用のマシンは、パーツの耐久性やドライバーへの負担の軽減が求められるため、市販車へフィードバックする要素がじつはかなり多い。

 今回の企画展ではまさにその耐久レース、それも世界へと挑んでいった日本のレーシングマシンたちが展示されている。2階へと上がると日本勢としてル・マン24時間レースのパイオニアとなった童夢のRL-81(1981年)がお出迎え。そしてトヨタ 童夢 85C-L(1985年)、日産 R85V(1986年)といったグループC時代に日本メーカーがワークス参戦を開始した象徴的なマシンが並ぶ。

 最近のモデルだと、トヨタ・スープラHV-R(2007年)、トヨ TS050 HYBRID(2019年)といったハイブリッド技術が採用されたマシンなど時代ごとに登場し、日本メーカーと耐久レースの遍歴を実感させてくれる。もちろん、トヨタTS020やマツダ787Bなど、以前から展示されている人気の耐久マシンたちも必見だ。

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