
この記事をまとめると
■BMWがジャパンモビリティショー2025で新型iX3を日本初公開した
■新時代の「ノイエクラッセ」は伝統や歴史を新解釈したデザインスタイルだ
■デザインだけでなくすべてが革新性に満ちているiX3は2026年後半に日本導入予定
新解釈されたBMWのスタイルの先駆けを担うiX3
これまで、BMWが提唱してきた「ノイエクラッセ」は、同社のレガシーやヘリテージを新たな解釈とともにモダナイズしたデザインスタイルだった。そんなデザイン言語が、ジャパンモビリティショー2025では、新たな電動モビリティのビジョン、テクノロジータイトルとして新型iX3へと結実している。
ノイエクラッセ=新たなクラスというだけあって、新型iX3は何から何まで真新しいアーキテクチャ、パッケージ、そしてデザインが詰め込まれている。たとえば、エレクトリックモビリティや、表示・操作にかかわるコンセプト、また、デジタル化、コネクティビティ、果てはサステナビリティなどすべてがBMWによる革新性に満ちているのだ。
この実現には、スーパーブレインと呼ばれる4基の高性能コンピュータが寄与しているという。「ドライビングダイナミクス」「自動運転」「インフォテインメント」、そして「基本機能や快適性向上機能」などにパフォーマンスを発揮するほか、AI機能とともに随時アップデートも可能となる。
また、第6世代となるBMW eドライブや新たなモーターの搭載などにより走行性能も新たな次元に突入した。静止状態から最高速までダイナミックな加速感はより精度が確かなものとなり、またスーパーブレインによる走行特性の制御もこれまでにないドライビングプレジャーをもたらしてくれるという。
さらに、新型の円筒形セルを用いたバッテリーの性能も飛躍的な向上を遂げている。400kWの充電システムであれば、10分で370kmぶんの航続距離が充電され、また双方向充電システムにより、災害時の電源などに活用することも可能。このあたりも、新たなクラスと呼ぶにふさわしい性能に違いない。
なお、iX3の日本への導入は2026年の後半が予定されている。ひと足先に、ショー会場で光るキドニーグリルや、シャープなデイライトなどノイエクラッセのエッセンスを味わっておくのもおすすめだ。
