WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

世界的塗装機器メーカーによる自動車アフターサービス専門店には最新設備と超一流技術が揃ってた! アネスト岩田のクラフトマンシップを一般ユーザーも体験できる「オートテックベース湘南」がオープン (1/2ページ)

世界的塗装機器メーカーによる自動車アフターサービス専門店には最新設備と超一流技術が揃ってた! アネスト岩田のクラフトマンシップを一般ユーザーも体験できる「オートテックベース湘南」がオープン

塗装機器メーカーによる高品質・信頼整備

「アネスト岩田」という名を耳にしたことがあるだろうか。クルマのみならずバイク好きの聖地でもある「アネスト岩田ターンパイク箱根」が広く知られ、SUPER GTにもGT300の26号車「ANEST IWATA Racing」として参戦するなど、その名がクルマ好きの間でうなぎ上りに知名度を増していることには、疑う余地はないだろう。

 来年で創立から100周年を迎えるアネスト岩田は、塗装機器・設備や圧縮機、真空機器などの製造販売を手がけている。その事業は日本国内にとどまらず、その規模はグローバルでもトップクラスのシェアを誇るまでになっている。

 そんなアネスト岩田グループのなかでも、モビリティアフターサービスとレーシングチーム運営を手がける子会社「ANEST IWATA A.I.R.」が、今回ブランド初となる自動車アフターサービス専門店「オートテックベース湘南」を神奈川県寒川町にオープンした。

 オートテックベース湘南は、アネスト岩田グループの長年の技術蓄積を背景に、高品質な仕上がりと信頼できる整備品質を両立することを目指し、「安心施工・保証」「全メーカー全車種対応」「スピード対応」を謳って誕生した。

 アネスト岩田が塗装機器を扱っているだけに、メインとなるのは鈑金・塗装とコーティングとなるが、国家資格をもつ整備士が常駐し、オイル交換やタイヤ交換、カー用品の取り付けも行う。さらに、将来的には車検整備といった業務も行えるよう、指定自動車整備事業の認可を取得する予定だという。

 オートテックベース湘南のもつ最大の強みは、やはりアネスト岩田の中核技術である塗装機器メーカーとしてのノウハウを余すところなく活用している鈑金・塗装だろう。世界に誇る高い精度をもったスプレーガンや塗装ブースの環境制御技術を導入し、熟練の職人が1台ずつ丁寧に仕上げることで、単にキズやヘコミを直すだけでなく、「新車のような艶」「塗装面の均一性」「長期耐久性」を兼ね備えた仕上げを実現している。

 また、同施設ではボディコーティングにも注力している。まばゆい明るさのコーティング専用ブースは、ボディに付着したわずかな汚れも見逃さないよう、四方から高輝度の光が当たるようになっている。

 ボディコーティングにおいてアネスト岩田の技術ならではと感じさせるのが、鈑金・塗装の知見を活かした複合的な提案を行っている点だ。チーフエンジニアの加藤力也氏によれば、新車ではなくユーザーによって使用されたクルマの場合、塗装の劣化状態によってはコーティング前の磨きでかえって塗装を傷めてしまう場合もあるという。オートテックベース湘南では、塗装の構造を理解しているからこその施工が可能であり、要する費用によってはコーティングではなくクリア全塗装を提案するなど、柔軟な提案を行えることも強みとなっている。

 整備面においても、国家資格整備士による確実な作業を基盤に、最新の機器を備えて幅広いニーズに応える。たとえば、備え付けられる二柱リフトには、アタッチメントを追加することで電気自動車にも対応する最新モデルを導入。まだまだ一般の整備工場には導入が進んでいないADAS(先進運転支援機能)を校正するためのエーミング機器も完備されるなど、最新の車種でも安心して預けられる環境が整っている。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了